第2話犬鳴村包囲網
犬鳴峠が何故に犬が鳴くと書くのか?その理由は犬鳴峠はあまりに傾斜がキツく犬が疲労から鳴き声を上げるからだと云う昔話から取られたと云う逸話が存在する、しかし痛みや疲労を感じず真夜中の森さえ真昼の如く見える彼女達
「この先日本国憲法は通用しない、この看板は間違いない、白いセダンはアレか?」
ダークアクシズ斥候兵アイシャはそう言うと両眼から光を照射してセダンを
「白い
これは生徒達の持つ
「遊びはそこまでだ、ガーベラがこちらに来るらしい、それまでに村の包囲網を完成させて置く必要がある」
ダークアクシズ殲滅兵ブラックバレルの言葉に同じくダークアクシズ所属の追跡探査兵タランチュラスが驚く、ガーベラと言えばダークアクシズの最高技術局局長と云う大幹部である、そんな
「ガーベラも弱い者イジメが好きだからな、それにたまには息抜きでもしたいんだろう」
そう言って現れたのはダークアクシズ暗殺兵のマンティクスである、カマキリを
「包囲の状況はどうなっている?」
「包囲網はほぼ完成しております、後は村の内部調査に出た
ブラックバレルの言葉にこの
「やあやあ諸君、授業意欲旺盛そうで何よりだ、キシシ、これでまた一つ僕の功績が増える」
そこにダークアクシズ独立遊撃兵ナグモを伴って丸眼鏡を掛けた緑髪の小型の
「報告します、村の住人は僅か五十少々、文明レベルはとても低く筋骨隆々なれど所詮は人間、我々の敵ではございません」
何も無い虚空から姿を現したのはカメレオンの
「キシシ、それは僥倖、包囲の状態は?」
ハガの問いに答えたのは
「それ程大きな村ではございませんので包囲網はほぼ完成しております」
その報告を聞いて満足そうにハガが頷く、そのタイミングでガーベラが複数体の
「首尾は順調かぁ?こんな
ダークアクシズは信賞必罰を
「無論でございます、必ずや犬鳴村殲滅作戦を成し遂げて御覧に入れます」
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