明日を売る少年

桃神かぐら

第1話 明日を売る少年

ユウ視点


Ⅰ 明日を売る店


 午前零時、街の時計塔が十二を打つ。金属の音が夜の皮膚を薄く撫で、闇がわずかに震える。

 その合図で「未来市場(ミライシジョウ)」のシャッターがいっせいに上がった。人影はまばらだが、誰の歩幅も一定で、眠気のかわりに小さな決意を足首に巻きつけている。蛍光灯の白が、路面の水たまりを紙のように見せた。


 ユウは列のいちばん後ろで指先をこすり合わせ、皮膚の乾きを確かめる。今日も、ここにいる。

 ガラス張りのカウンターの向こう、白衣の店員が眠たげに笑った。いつも同じ人、いつも同じ笑い方。


「お客様、何日分にされますか」

「……一日」


 装置が手首に押し当てられる。ピッ。針は刺さらない。冷たさだけが血管を流れ、胸の真ん中で小さく鍵を回す感じ。

 店員がモニタを見て、事務的に頷く。


「確認。あなたの“残り未来”は七日。受け取りはこちら」


 白い封筒。中に一万円札。軽い。

 ユウは会釈して店を出た。ドアが閉まる。息を吸う。夜気が肺に沁みる。

 売るたびに、世界の色が一段浅くなる。看板の赤はピンクへ、月の縁は銀紙のように薄くなる。それでも、彼は歩く。

 歩く理由はひとつだけだ。部屋のベッドに、妹が眠っている。


 帰り道、コンビニに寄って白いパンと牛乳を買った。レジの少年があくびを噛み殺し、レシートを二度折りにして渡す。そのささいな仕草にも、ちゃんとした暮らしの匂いがあった。ユウは胸のどこかをそっと避けるようにして店を出た。


Ⅱ 兄と妹


 アパートの階段を上がるたび、古い木の軋みが小さく数を数える。三、四、五。踊り場の窓から冷えた匂い。

 ドアを開けると、薄い灯りが部屋の空気を丸くする。薬の匂い。洗いかけのマグ。毛布の山。山の中から細い咳。


「……起きてたの」

「ううん、ちょっとだけ」


 ミナは起き上がって笑った。笑うと頬に小さなくぼみができる。体温が高いとそのくぼみは浅くなるから、今日の笑いは昨日より少し深い。ユウは安堵の息を短く吐いた。


「パン買ってきた。牛乳、少し温める?」

「うん。お兄ちゃんの匂いだ。外の匂いする」

「外の匂い?」

「風と、タイヤと、コンビニの床」


 ユウは笑って、牛乳を鍋に注ぐ。火は弱く、音は静か。湯気が立ちのぼる間、ミナはスケッチブックを開いた。色鉛筆は短く、キャップがゆるい。ページの隅に、幼い線で描いた打ち上げ花火。四年前の夏の夜、二人で遠くの河川敷から見たやつだ。


「覚えてる?」

「もちろん。……金色が途中で二つに分かれて、赤くなった」


 口はそう言うけれど、ユウの脳裏に音は戻らない。あのとき風がどっちから吹いていたか、たこ焼きの匂いがしたか、ミナがどんなワンピースだったか――細部の針が空を刺そうとして、指の間をすり抜ける。

 明日を売るたび、昨日が遠のく。それがこの街の掟。払ったのはお金じゃない、明日という名の続きだ。


「ねえ、お兄ちゃん」

「ん」

「“明日”って、売っちゃうとどこに行くの?」


 ユウは鍋の火を止め、マグに注いだ。白い煙がミナの顔をやさしく曇らせる。


「誰かのところ。……必要な人のところに」

「じゃあ、わたしたちの明日は、どこかの誰かの『助かった』になるんだね」

「そうだといい」


 パンを半分に割る。真ん中の柔らかい部分をミナに渡す。ミナは両手でマグを包んで、少し考えるように目を細めた。


「ねえ。わたしの“明日”も、ちょっとなら分けられると思う?」

「ダメ」

「どうして」

「ミナのは、ミナのだから」


 即答。強い声が出て、ユウは自分で驚いた。ミナは笑う。

「そっか。じゃあ、わたしは“今日”を大切にする。明日は、お兄ちゃんにあげる」


 ユウは目を伏せる。笑い方を整える。

 ミナが眠ったあと、ユウは洗い物をして、ベランダに出た。空は薄い灰。近所の猫が塀を歩く。隣の部屋のテレビが深夜の通販を流している。風に乗って「限定」「半額」という軽い言葉。ユウはポケットの封筒をもう一度確かめ、薬の名前を心で復唱した。忘れないように。忘れる前に。


 翌朝、病院。白い廊下を車輪の音が行き来する。ミナは採血のあと、絆創膏を自慢げに見せた。


「星のシール。看護師さんが貼ってくれた」

「似合う」

「星見にいきたいね、夏になったら」

「……行こう。必ず」


 約束は、言葉の中でいちばん強くて、いちばん壊れやすい。ユウはそれでも言った。ミナが頷くのを見たかったからだ。頷きは、今日を連れてきてくれる。


Ⅲ 明日を買い戻す少女


 四日目の夜、未来市場の前で彼女は待っていた。黒いコートに銀色の瞳。冷たいものを見つめながら、冷えていない顔。


「君も並ぶの」

「いいえ」

「じゃあ、働いてる?」

「どちらでもない。“返す人”」


 少女はカナと名乗った。言葉の角が少し丸くて、遠い街の空気の匂いがした。


「売った明日は、基本的に戻らない。けど――たった一度だけ、買い戻す方法がある」

「教えて」

「代償を払えるなら」


 代償。ユウは眉根を寄せる。

「“誰かのために”明日を売ることが、二度とできなくなる」


 それは、やさしさに鍵をかけるという宣告だ。ユウは笑うしかなかった。

「もともと、そんな立派な人間じゃないかも」

「立派とかじゃない。ただ、方向が変わるだけ。『削って救う』から『残して渡す』へ」


 カナはポケットから小瓶を出した。色のない水滴がひとつ、瓶の底に眠っている。


「あなたの“明日”の欠片。七つに割れて散ってる。そのうち一つだけ、いま返せる」

「どうして俺に」

「わたしも昔、全部売ったから。返してもらった“明日”で、いま、返して歩いてる」


 ユウは自分の喉が渇いているのに気づいた。ミナの顔。病室の窓。スケッチブックの花火。思い出したいものが増えるほど、昨日は遠のく。

「……助けてほしい」

「飲んで」


 瓶の口が唇に触れる。冷たさが舌を通り、胸の奥で光が弾けた。

 音が戻る。市場のスピーカーのざらつき。人の足音のリズム。

 色が戻る。看板の赤が赤に、夜の青が青に。

 記憶が、たしかな針で布に刺さっていく。母の笑い声。薄いカーテン越しの午後。ミナが熱でぐったりした夜、手のひらで額の汗を拭った感触。

 ユウは肩で息をした。

「……ありがとう」

「残り六つ。急ぎなさい。時間は、あなたが思うより速い」


Ⅳ 消えていく日々


 日々は、静かに崩れて静かに積み上がった。

 ミナは良い日と悪い日を交互に手に入れ、良い日の笑いは少し声が出て、悪い日の笑いは口角だけが働いた。

 ユウは毎朝、薬を数え、水を替え、洗濯物を干し、パンを半分に割り、昼の病院で書類をもらい、夜の市場で立ち止まって、足を引き返した。

 売らない夜が増えた。買い戻すために。けれど封筒の数は減り、冷蔵庫の音は大きくなり、電気の明かりは薄くなった。


 ある夕方、ミナが言った。

「お兄ちゃん、手、見せて」

「手?」

「うん」


 ミナはユウの手の平を見つめ、指の付け根を一本ずつ押した。

「ここ、固くなってるね」

「洗い物のせいかな」

「ちがうよ。“明日”を持ち上げるとこが疲れてる」

「持ち上げる?」

「うん。お兄ちゃん、いつも“今日”を高いところに置こうとしてるから」


 ユウは笑って、ミナの額に触れた。熱は少し。眉の間の線が薄い。良い日の印だ。

「星、覚えてる?」

「覚えてる。金色が途中で二つに分かれて赤になった」

「その言い方、前にも聞いた」

「うん。お兄ちゃんが言ったんだよ。忘れても、わたしが覚えてる」


 夜、カナはまた来た。

「返す?」

「返して。……もっと覚えていたい」

「代償、分かってる?」

「分かってる。もう“誰かのために”売らない。売らなくても、守れる方法を探す」


 瓶の光が喉を通るたび、ユウは自分を取り戻していく。取り戻すほど、怖さも大きくなる。終わりが、輪郭を持ちはじめるからだ。


 ある雨の夜、ミナは眠りながら言った。

「お兄ちゃん。もしもいなくなっても、“ありがとう”忘れないでね」

「いなくならないよ」

「ううん。わたしが」

 ユウは目を閉じ、毛布の端を指で探し、静かに引き上げた。

 雨音がふたりのあいだに布をかけ、部屋は小さな舟のように揺れた。


Ⅴ 明日のない朝


 朝、病室は薄い金色の光で満ちていた。

 ミナは眠っていた。呼吸は浅く、規則は守られているが、間隔が長い。枕元に白い封筒。表に丸い字。


『お兄ちゃんへ』


 ユウは椅子を引き寄せ、封を切る。紙が指にやさしく触れる。


お兄ちゃんへ。

いつも“今日”をくれてありがとう。

お兄ちゃんの“明日”が少なくなっていくの、知ってた。

でも、こわくなかったよ。だって、いつも隣にいてくれたから。

わたしの“明日”は、もういらないから、あげるね。

ちゃんと食べて、ちゃんと眠って、たくさん笑ってください。

星、また一緒に見にいこう。

ミナ


 封筒の底に、小さなガラスの欠片。カナの瓶と同じ、淡い光。

 ユウはその光を手のひらにのせ、息を止めて見つめた。

 光は鼓動していた。ミナの小さな心臓みたいに、静かに。

 彼はそっと口に含む。涙は出ない。不思議なくらい、あたたかかった。


「……ミナ」


 名前を呼ぶ。呼ぶたび、部屋の光が少し揺れた。

 ミナの胸は、わずかに上下して、やがて落ち着いた。

 ユウは彼女の手を握る。小指がいちばん冷たかった。

 窓の外で、雲が切れる。光が床を渡り、ベッドの端で止まる。

 ユウは微笑んだ。泣くよりも先に、微笑みが来た。

 ありがとう、が胸いっぱいに広がって、喉まで満ちた。


 やがて、呼吸の音が静かに終わった。

 部屋の時計は、秒針を止めない。世界は続く。

 ユウはミナの髪を撫で、頬に手を当て、額にキスをした。

「行ってくる。すぐ戻る」

 いつもの言葉で挨拶をする。返事はない。けれど、返事の感じがそこに残っていた。


Ⅵ 未来回収屋


 何ヶ月か後、街角の小さな店に、手書きの看板がかかった。


〈未来回収屋 ユウ・ミナ〉

――失くした“明日”、探します。


 店の中には古い振り子時計。カウンターの奥に、ガラス瓶が並ぶ。瓶のひとつには細い光が住み、朝になると少しだけ明るくなる。

 ユウはその瓶の前を通るたび、胸の中の何かがやさしく揺れた。


 ある日、若い母親が幼い子を連れて入ってきた。

「夫が、働きすぎて“明日”を売ってしまって。戻せますか」

「少しずつなら」

 ユウは笑って、カレンダーを見せ、日程を組んだ。

 カナが時折手伝いに来る。銀の瞳は相変わらず冷たく、よく見ると優しい。


「あなた、ずいぶん顔が変わった」

「そう?」

「“誰かのために売る”顔じゃなくなった。“誰かと一緒に生きる”顔」

「おかげさまで」


 夜、ユウはシャッターを半分下ろし、ベンチに座って空を見上げる。

 星は少しにじんで見える。泣いているからじゃない。水蒸気のせいだ。そういうことにしておく。

 ポケットから紙切れを出す。ミナの手紙。角が少し丸くなって、触ると落ち着く。


「星、また一緒に見にいこう」

「見てるよ。ちゃんと」


 瓶の光が、窓辺で小さく頷く。

 風が通り、看板が微かに音を立てた。


Ⅶ 星を見にいこう(終章)


 夏の入り口、ユウはバスに乗った。街を抜け、川を渡り、丘に続く道へ。

 河川敷には屋台の準備が始まり、遠くのスピーカーから古い歌。少年と少女が走り、犬がそれについていく。

 夜、空に花火が上がった。最初の一発は金色。途中で二つに分かれて赤になり、音が胸に当たって跳ね返る。

 ユウは仰いだまま、息を吐く。


「覚えてるよ」


 隣には誰もいない。だけど隣に、確かに誰かがいた。

 ユウはポケットの瓶を指で撫でる。瓶の光が、花火のたびに微笑んだ。


「ミナ。明日、店に新しい人が来るんだ。失くした明日を探してる人。

 大丈夫。ちゃんと見つける。俺の“今日”で」


 風が返事を連れてくる。祭りの匂いと、川の匂いと、少しの涙の匂い。

 ユウは立ち上がる。まだ夜は続くが、明日はもうここにある。


 花火が終わる。拍手が起きる。

 足もとに、星のシールが落ちていた。誰かの腕から剥がれた、小さな金色。

 ユウはそれを拾い、胸のポケットに入れた。


 帰り道、空は深い藍。瓶の光はゆっくりと眠り、振り子時計は正確に揺れ続ける。

 ドアを開ける前にユウは振り返り、細い声で言った。


「おやすみ、ミナ」


 夜風が笑って、看板がやさしく鳴った。


ミナ視点


―「光のほうへ」―


 病室の天井は、いつも同じ白色だ。

 朝も昼も夜も関係なく、少し眩しい。

 でも私は、あの光が好きだった。

 “生きている”って感じがするから。


 お兄ちゃんが病室に来ると、空気の色が変わる。

 少し冷たい風と、街の匂いが混ざって入ってくる。

 タイヤのゴム、パンの袋、夜風の中の電気の匂い。

 それを吸い込むと、世界が少し広くなる気がした。



Ⅰ お兄ちゃんの“明日”の匂い


 お兄ちゃんはいつも笑っていた。

 でも、目の奥の光がだんだん薄くなっていった。

 あれは、きっと“明日”を売るたびに少しずつ消えていった光だと思う。


 私には見える。

 お兄ちゃんの笑顔の端に、“未来市場”の色が滲んでいた。

 薬の匂いと、あの店の匂いは似ている。

 冷たくて、きれいで、ちょっと寂しい匂い。


 私は何も言わなかった。

 だって、お兄ちゃんが“明日”を売るのは、私のためだから。

 それを止めたら、今日が来なくなるかもしれない。

 今日が来ないほうが、ずっと怖かった。


 でもね――ときどき、思うの。

 お兄ちゃんの“明日”を買った人は、どんな人なんだろうって。

 ちゃんと幸せになってるのかな。

 お兄ちゃんの“明日”は、優しいから。

 その人の心を、少しでもあたためているといいな。



Ⅱ 星の約束


 小さいころ、丘の上で星を見た夜がある。

 花火大会の帰り道、二人で道を間違えて、真っ暗な坂を上った。

 泣きそうになった私の手を、お兄ちゃんが握ってくれた。

 その手があたたかくて、怖くなかった。


 空にはたくさんの星があって、

 お兄ちゃんが「どれか一つ、好きなの選べ」って言った。

 私はいちばん明るいのを指さした。

「じゃあそれ、ミナの星。俺のは……」

 お兄ちゃんは少し離れた、小さな星を指した。

「この二つ、いつか一緒に見ような」


 あの夜から、私は空を見るたびにその星を探した。

 でも最近は、どっちがどっちだったか分からなくなってきた。

 だから、もう一度見たい。

 ちゃんと見つけたい。

 お兄ちゃんと一緒に。



Ⅲ “明日”を渡すとき


 体が軽くなってきた。

 多分、薬のせいじゃない。

 夜、夢を見るようになったの。

 夢の中で、女の人が小さな瓶を持って立ってる。

 冷たい光が中で揺れてて、

 その光を見てると、胸の奥が温かくなる。


 女の人は言った。

「あなたの“明日”を渡せば、誰かが“今日”を笑える」


 私はすぐに分かった。

 それが“お兄ちゃん”のことだって。


 こわくなかった。

 お兄ちゃんがいつも“今日”をくれたから、

 私も“明日”をあげたくなった。


 お兄ちゃんが市場に行く夜、私は眠ったふりをしてた。

 音で分かる。ドアの開閉の音。

 そのたびに、心の中で「ごめんね」と「ありがとう」を言ってた。

 いつかその両方を返したかった。


 だから、決めたの。

 最後の“明日”を、お兄ちゃんにあげるって。



Ⅳ 手紙を書く夜


 眠れない夜に、少しだけ起き上がって、

 白い封筒を開いた。

 手が震えて、ペンの先が紙をすべる。

 でも不思議と、言葉はすらすら出てきた。


お兄ちゃんへ。

いつも“今日”をくれてありがとう。

お兄ちゃんが笑うと、世界がやわらかくなるの。

だから、もう泣かないで。

私の“明日”は、お兄ちゃんのものだよ。


 書き終えると、胸の奥が静かになった。

 冷たくも、温かくもない。

 まるで心が光に包まれているみたい。


 カーテンの向こう、夜明けの色が滲んでた。

 あれが私の“最後の朝”だと、どこかで分かっていた。



Ⅴ 光のほうへ


 まぶしい。

 でも痛くない。

 息をするたびに、世界が透き通っていく。


 お兄ちゃんの手を握る。

 指の形も、温度も、全部覚えてる。

 もうすぐ離れてしまうけど、

 離れても、消えない。


 “明日”を渡すって、怖くない。

 むしろ、うれしい。

 お兄ちゃんが“今日”を生きてくれるなら、

 それで十分。


 ――ありがとう。


 その言葉が光になって、胸の中から外へ出ていく。

 光は小さな瓶の形をしていて、

 お兄ちゃんの手の中へ、すうっと吸い込まれていった。


 私はその光のあとを追うように、

 白い空へと溶けていく。


 風が頬を撫でた。

 遠くで花火の音がする。

 ――金色が二つに分かれて、赤になる。


 ねぇ、お兄ちゃん。

 また見つけたよ。

 あのときの星。

 一緒に見ようね。

 ちゃんと、隣で。



あとがき


ミナ視点では、“死”は終わりではなく、命の引き継ぎとして描かれています。

ユウ視点では「失われた明日を取り戻す話」でしたが、

ミナ視点は「明日を託して生き続けてもらう話」。

二つが合わさることで、物語は「犠牲」ではなく「継承」の物語になります。




作者コメント


 この物語は、「誰かのために自分の時間を分ける」という、日常の中の優しさを書きたくて生まれました。

 “犠牲”ではなく“継承”。渡した明日は、形を変えて戻ってくる――そう信じたいからです。

 もし少しでも心に残ったら、コメントやリアクションで教えてください。ぼく(私)の明日が、またひとつ明るくなります。

 今日も、あなたの一日がやさしくなりますように。



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明日を売る少年 桃神かぐら @Kaguramomokami

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