コズミックガール サフィアス

八乃前 陣

☆プロローグ 地球に降るモノ☆


 現代。

 宇宙の知的生命体から見れば、銀河系の端っこの太陽系の第三惑星は、実に平和な惑星である。

 同族同士の戦争はあるが、それによる絶滅を迎える事はなく、更に悪性の宇宙人による侵略や巨大な原生生物による脅威もない。

 更に、太陽系第三惑星人が外宇宙へ進出して別の知的生命体へ脅威をもたらす技術レベルにも、遠く届いていない。

 そんな、宇宙の知的生命体たちからすれば十分に平和な青い星に、木の実サイズの邪々しい赤色の光る物体「パッション・ナット」が降ってきた。

 そして、まるでその木の実を追いかけてきたかのように、聖浄に青く輝く光の珠も、水の惑星へと降りてゆく。

 宇宙からのその現象は、地球人の最先端科学を以てしても、捕らえる事が出来なかった。


                    ~プロローグ 終わり~

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