異世界前線―魔法と科学が交わる戦場で―
オーズ、ソファーいよい
第1話目覚め
神原は、平和平和と叫ぶもの、戦争は何も得られないと言うものが嫌いだった。確かに一度の命変に死にたくないだろうだが、平和を得るためには戦争するしかないのだ、技術も戦争がないと発展しないのだ。戦争がしたい!争いがしたい!命を削りあう戦闘がしたい!
自衛隊に入るとそれは楽しかった、訓練という名の戦闘、その中でも特に近接戦が楽しかった
本物ではないがナイフや軍刀で倒しに行くのはとても清々しかった。
だがそれでもさらに上の刺激を求めてしまう、今より過激な訓練に、より厳しい訓練に、上官から止められても休まず、睡眠時間を削って鍛錬した、その結果ヘリコプターの訓練で海に落下した。
目が覚めると病院にいた、周りでは看護師が他の患者を見ている。
木造で格好も古臭い、田舎なのだろうか?
俺に気づいた看護師がこっちに来た。
「目が覚めたんですね、あなた海岸で倒れてたんですよ。」「……そうなのか、今何日だ?」
痛む腕を押さえながら聞くと看護師が答えてくれた。「今日は3月3日ですよ」
その言葉に耳を疑った。
訓練の日は8月25だったはず「半年も眠ってたんですか?」
「半年?あなたがここに運び込まれたのは一日前ですよ」おかしい、だったら半年以上海岸にいてやっと病院に運び込まれたのか?
窓の外を見ると恐竜のようなものが飛んでいた
「あれはなんだ?」見たことない生物に指を刺して聞いた。「えっ?ああ日本軍のフォルモサですね安心してください戦地ではありませんよ」
「フォルモサ…?」「あらら、混乱しているのですね」そう言って俺の目をチェックしだした
「あら?異常はないわ記憶喪失かしら」白衣をした男がドアを開けて入ってきた
「神原さんは、あっ!目が覚めてますね診断結果です」そう言って医者は診断結果の紙を渡してきた
「睡眠不足と数箇所の打撲でしたよ、魔力が常人な2倍ほどなんですね」
「はっ?」思わず声が出た 看護師といい、この医者といい、何を言ってるんだ?
「神原さん軍人なんですね、通りで体が大きいんだ、すぐに迎えが来ますのでお待ちください」
「先生神原さん記憶が曖昧みたいです」
「えっ? すぐ検査しますね」
そう言われて診察されたが異常はなかった
「おかしいですねお名前や所属部隊などわかりますか?」
医者がカルテを見ながら質問してきた
「神原 旭(あさひ)です、自衛隊の水陸機動団 第1連隊です」訓練中に落下したのも覚えている。みると
医者がポカーンとしていた「自衛……隊……?」
「はい、あってますよね?」「陸軍ではないのですか、そんな組織聞いたことがありませんよ」
「ご冗談を、この服を見てください、所属部隊のワッペンがついてるで……しょ?」
服を持った時に違和感を感じた
自衛隊の迷彩ではなく黄緑のような色で
靴も茶色のものだった。おかしい絶対におかしい教科書やサイトで見た日本軍の装備とそっくりだ、「いま何年ですか?」
「今は昭和10年(1935年)ですよ」
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