主人公と周囲の登場人の魅力が光る作品
- ★★★ Excellent!!!
圧倒的な世界観の緻密さの表現が丁寧。
「元力石」を軸に、政治・経済・軍事・生活のいたるまで、一貫した論理で構築されて読者が「なぜそうなるのか」を丁寧に落とし込んで描かれています。
設定もさることながら登場人物たちが皆、魅力的!
主人公ガリンの天才的な才能の裏にある、一見感情が乏しいようで、少年のような表情を見せたり…
不器用だけれども素直で懸命。
そんな彼と序章から積み上げられる「戦争の予兆」という不穏な中で王女ルルテが、少しづつ信頼を築きあげていく過程が温かい。
主人公と養父の関係にもほっこりです。