第4話 草原地帯で大量契約
俺は迷わず、学園敷地外れにある《草原地帯》へ向かう。目的は二つ。
①メタルンの初戦闘経験&レベリング
② (主に)スライム(合計8匹)との契約
ゲーム知識を生かしてどんどん強くしよう!
「メタルン、準備の方は良いか?」
『ピキッ(任せろ的なぷるぷる)』
狙いはただのスライムだが、別種のスライムもついでに手に入れておきたい。
(まあ居たらいい程度にスライムの契約に勤しむとしようか)
十分くらい歩いているうちに、1匹のモンスターが草陰から飛び出してきた。
『ぷるん』
丸い、青い、弱いで有名な、俺の知ってる『スライム』そのまんまだ。
「初戦闘行くぞ、メタルン!攻撃して弱らせるんだ!」
『ピッキー!』
メタルンが地面を跳ねて前進。光沢のある身体が太陽に反射し、そのまま勢いよくスライムへ攻撃した。てか速過ぎ!生で見るとこんな速いんだ!すげぇ!
「っと、見惚れてないで仲間にしよう。【契約術】!」
俺は右手をかざし、契約魔法を展開する。
うっすらとした魔法陣がスライムの足元に展開され、逃げ道を塞ぐように光の縄が走った。
魔力コードが食い込み、スライムの身体が小刻みに震えながら光に包まれる。
数秒後──
★契約成功!
『スライム』が仲間になりました!
「初めての契約成功だ!感動するなぁ!」
『ピキ♪』
メタルンが誇らしげに揺れやがる。感謝を込めてメタルンを撫でる。見た目金属質なのに触ってみるとぷるっぷるだ。不思議な体してるよなぁ。
「この調子でどんどん契約成功させるぞ!そんでもって目標のあのモンスターを配合で手にするんだ!」
その後は日が暮れるまで草原探索をし、スライムを大量に捕獲し、目標のモンスターまで一歩近づいたのであった。
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