ヒロインの背中をドカンと押したい!
- ★★★ Excellent!!!
39話までを拝読してのレビューです。
蛇神さまの生贄に――と思いきや嫁として迎えられる類型で始まる物語です。
両親も亡くなり村の厄介者扱いだったヒロイン蝶子。
それとなく庇ってくれる幼なじみの男はいたものの、もう生きることを諦めています。
蝶子の自己否定はわりと徹底していて、心をほどくのにヒーローは手を焼きます。
なかなか甘い雰囲気に持っていけないし、怪しげな横槍は入るし、絶賛苦闘中です(頑張って!)
ヒーローである白蛇神の氷雪さま、出会いから神としての恐ろしい力を開示して蝶子を怯えさせたり嫉妬してあからさまに不機嫌になったりと、可愛らしいところがあります。ただのスパダリとは違う味わいを求める読者にオススメ。
そしてこの作品でとにかく良いのは、神の世界とそこに暮らすキャラクターたち!
屋敷で甲斐甲斐しく働く13人の童子や、赤と青の雀たちの可愛さが天元突破です。
にぎやかな町へ出れば落ち目の神さまもいるし、邪な穢れは神域にちょっかい出してくるし、屋敷の庭の細かい描写も生き生きしていて豊かな世界観が立ち現れます。
その中で少しずつ笑顔を取り戻すヒロイン尊い……。
自分に自信がなさすぎるヒロイン、ちゃんとヒーローの愛に絆されてくれるといいな……と見守っております。
残り11話、完結保証のようですよ!