「まるで涙そのものを、優しく抱きしめているみたいだ」( ;∀;)

ロバート・B・パーカーの言葉に、「やる価値のあることは、やりすぎるだけの価値がある」とあります。

僕らが誰かを愛した時、きっと誰もがその経験があるかと思いますが、自分が考えている以上に「ああ、この人をとても愛してしまっている」と感じる事があると思います。

頭で考えているよりも、状況で判断するよりも、友人の言葉で言われるよりも、僕らは大切な人を、とても深く愛していると思います。

もし、その大切な誰かと二度と会えてなくなってしまったら。
それはとても苦しくて、心がどうにかなってしまうと思います。

さて、本作です。

まずその繊細で透明感のある文章が、とっても素敵だと思いました。
僕は月明かりの下で、ずっとこの物語を読んでいる様な、そんな錯覚に陥りました。

それはただ綺麗なだけでなく、無邪気で、悪戯で、そそっかしくて、優しくて、とっても心に残る言葉達が、その世界を飛び跳ねています。

その言葉達から生まれた世界。

僕はとても深い愛を感じました。

「まるで涙そのものを、優しく抱きしめているみたいだ」

僕はそう思いました。

お勧め致します。

あなたの大切な人を思い出して下さい。
あなたの愛した人を思い出して下さい。
きっと、優しさに包まれると思います。

皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)