第41話 まだ知らない、同じ夜の名前
スマホの光で、目が覚めた。
枕元で微かに震える振動。
まだカーテンの向こうは暗くて、朝というより“夜の続き”みたいな時間だ。
(……何時だろ)
画面をのぞき込む。
【5:42】
「はや……」
声に出してから、自分でも苦笑した。
タイムラインには、昨夜のポストへのリプライが
まだぽつぽつと増え続けていた。
《今日は歌詞を書く日でした。
Nem’s Night、まだ続きます。
おやすみ、ちゃんと言ってね。》
それに対して——
《おやすみ言ったよ、届いた?》
《夜勤明けで読んでから寝ました》
《テスト勉強中に“おやすみ”だけ言いに来ました》
《私もまだ眠れないけど、ひとりじゃない気がしました》
言葉のかたちが、どれも柔らかい。
画面をスワイプする指が、自然とゆっくりになっていた。
(……夜って、終わってからの方が長い気がする)
昨日の“夜”は、もう終わっている。
でも、そこに投げた言葉はまだ世界のどこかで揺れていて、
こうやって早朝にまで届いている。
そのことが、少し不思議で、少しだけ心強かった。
◆
ベッドから抜け出して、白湯を沸かす。
カップに注いで喉を通すと、昨日よりずっと軽い。
(……まだ歌える)
いつもの呪文みたいにそう確認してから、テーブルにつく。
ノートを開く。
昨日書いた二番の歌詞が、インクの色の違いではっきり分かる。
——まだ眠れないけど
ひとりじゃなかった夜
——画面越しの「おやすみ」が
ひとり分の世界をあたためた
(ここまでは、いいとして)
問題は、この先だ。
“Nem’s Night” はただの失敗配信でも、
ただの成功物語でもない。
(“続きます”って言った以上、
ちゃんと続けなきゃ)
ペン先を紙に押し当てる。
——配信は終わったはずなのに
心だけ オンラインのままで
「……うん」
小さく、頷く。
少しだけ照れくさい。
でも、昨日よりは自分の言葉を信じられる気がする。
◆
午後になって、レンからメッセージがきた。
水城レン:
《今日19:00〜、Nem’s Night ED合同会議の“残り”。
音響監督と、追加の話がある。
20:00ごろにねむちゃんにも通話つなぎたい》
白露ねむ:
《はい。
家で待機してます》
送信してから、スマホを伏せた。
(“追加の話”って、たぶん……)
昨日聞いた、“夜のコーラス”の件だろう。
(隣人さん、どうなるんだろ)
まだ名前も知らない人。
ただ、同じ壁の向こうで、夜にギターを鳴らしている人。
その人の声が、自分の曲に重なるかもしれないなんて——
少し前の自分には想像もできなかった。
◆
同じ頃。
別の部屋でも、スマホのアラームが鳴っていた。
朝比奈湊は、枕に顔を埋めたまま手を伸ばし、
画面を手探りで探す。
「……ん、やば」
寝ぼけた頭で時間を確認する。
【10:13】
「ギリ……」
早朝からの仮ミックス確認を終えて、
二度寝したのがたたっていた。
ベッドから起き上がり、
冷たい床に足を下ろす。
部屋は、ギターのケースと、
譜面の山と、
ノートパソコンと、
インスタントコーヒーの空き瓶で出来ていた。
(……もう少し片付けよう)
毎朝思って、毎日後回しになっている。
湊は首を回しながら、昨夜もらったデモ音源を思い出した。
ファイル名はシンプル。
【ED_demo_v3_Nem】
「ネム……」
小さな声で読み上げる。
制作会社のプロデューサーに渡されたとき、
「某V事務所の人気配信者さんのED」とだけ聞かされた。
(人気、なんだな)
デモを再生したときのことを思い出す。
深夜二時。
スタジオ帰りで、耳が少し麻痺していた時間。
ヘッドホンの中で、一人の女の子の声が流れた。
寝息みたいに柔らかくて、
でもところどころに“ちゃんと生きてる人”のざらつきがあって。
(……聴いたことある気がする、って思った)
半年前。
夜、アレンジ作業をしていたとき。
YouTubeの自動再生で流れてきた、
どこかの“寝落ち配信”みたいなやつ。
画面は見なかった。
ただ、耳に残った。
「おやすみ、ちゃんと言ってね?」と笑う声と、
「誰も見てないや」と小さく落とす声。
あの夜から、
“夜の仮歌”を録るときのイメージが少し変わった気がしている。
昨日渡されたデモの声は、
あのときの記憶にかなり近かった。
(……同じ人、なのかな)
確認しようもない。
仕事だし、距離は保たなきゃいけない。
そこに、メールの通知が入った。
【件名:Nem’s Night コーラス仮セッションの件】
【差出人:音響制作/佐久間】
「……あ」
本文を読む。
《明日20:00〜 Nem’s Night EDコーラス候補者の仮セッションを行います。
配信者ご本人(白露ねむさん)にも参加していただく方向で調整中です。
朝比奈さんには、ハモりとブレス、アドリブを中心に当日試してもらえればと》
「白露……ねむ」
口に出した瞬間、
背中に小さな電気が走った。
(しらつゆ、ねむ……)
どこかで聞いたような——
いや、昨日のエレベーターで挨拶した女の子の名前だ、と気づく。
ポストの名札。
「白露」。
そして、廊下で偶然聞いた、
壁越しの「おやすみ、ちゃんと言ってね」という声。
(……まさか、ね)
湊はすぐに苦笑した。
(同じ名字なんていくらでもいるし、
声だって、直接聞き比べたわけじゃない)
仕事に、余計な期待を持ち込みたくなかった。
ただ——
頭のどこかで、
昨日のやりとりが何度もリプレイされてしまう。
『歌、がんばってください』
あの子の言葉と、
メールに並んだ「白露ねむ」の文字が、
綺麗に重なってしまったのだ。
「……集中集中」
自分に言い聞かせるように呟き、
湊はギターケースを取り出した。
◆
夕方。
ねむは部屋で軽く発声練習をしていた。
「ん〜……ん……
らー……らー……」
無音で動いているテレビの画面には、
今日もどこかのニュース番組のテロップが流れている。
(“Nem’s Night のED決定”とか、
いつかテロップで流れたりするのかな)
想像して、すぐに首を振った。
「ないない……」
でも、ちょっとだけ見てみたい。
そんな自分がいる。
喉をほぐし終えたところで、
スマホが震えた。
水城レン:
《20:00から音響側と打ち合わせ→
20:15〜20:30あたりでねむちゃん合流でOK?》
白露ねむ:
《はい、大丈夫です。
ちゃんと喉あっためておきます》
水城レン:
《喉と、心もね》
「……はい」
思わず声に出して返事してしまう。
(心、か)
Nem’s Nightは、自分の心そのものを歌にしたような曲だ。
だからこそ、誰かと一緒に歌うということが、
嬉しくもあり、怖くもある。
(隣人さん……どうなるんだろ)
もし本当に、
あの壁の向こうの人がコーラスに来たら——
(私、顔合わせるときちゃんと普通でいられるかな)
恋愛とか、まだそんなものじゃない。
ただ、“同じ夜を知っている人”として、
ちょっと特別に感じてしまっている。
そんな自分がいることに気づいて、
少しだけ頬が熱くなった。
◆
19時前。
コンビニに飲み物を買いに行こうとエレベーターを待っていると、
同じタイミングで湊が現れた。
「あ」
「こんばんは」
自然と、お互い笑って会釈する。
エレベーターの中は、
妙に静かだった。
(何話そう……)
沈黙が苦手というほどではないけれど、
こういうとき、何を言えばいいかいつも迷う。
先に口を開いたのは、湊のほうだった。
「これから、配信ですか?」
「いえ、今日は……
歌詞と、ちょっと打ち合わせだけです」
「そうなんですね」
短いやり取り。
でも、その声が妙に耳に心地いい。
「朝比奈さんは……
その、スタジオですか?」
「いえ、今日は家です。
夜に、オンラインでちょっとしたセッションがあって」
セッション。
その単語に、ねむの胸が跳ねる。
「よる、の……?」
「はい。
“夜に聴く曲”の仮コーラスで。
歌ってる人と、少しだけ合わせる予定で」
(……)
頭の中で、
さっきのレンのメッセージがフラッシュバックする。
《Nem’s Night EDコーラス候補者との仮セッション》
(まさか……)
彼の横顔を見る。
いつもと同じ、柔らかい目。
特別なことを話している様子ではない。
「……がんばってください」
それだけ言えた。
自分の声が少し上擦っていたのが分かって、
内心でこっそり赤面する。
「はい。
白露さんも、良い夜を」
同じ言葉。
昨日の、あの「良い夜を」と同じトーン。
エレベーターが開き、それぞれ別の方向へ歩き出す。
背中を向けながら、ねむは思った。
(……もし、本当にこの人だったら)
気づかないふりをして、
でも耳だけは全力で聴いてしまうんだろうな、と。
◆
19:58。
ねむはパソコンの前に座り、
ディスコードの画面を開いた。
【Lumière Staff / Nem’s Night_音響】
ボイスチャンネルに、「水城レン」「佐久間(音響)」「音響助手」が入っている。
水城レン:「——じゃあ、そんな感じで。ねむちゃん、そろそろ来ると思うので」
佐久間:「了解です。コーラス候補の方も、あと五分ほどで入ってきます」
その文言が、テキストチャットにも流れてきた。
(コーラス候補……)
ヘッドセットを耳にあてる。
自分の呼吸音が少しだけ大きく聞こえる。
コールが来る前に、マイクテストをしておく。
「……あー……あ……
白露ねむです。よろしくお願いします」
囁くような声で名前を名乗る。
緊張すると、どうしても語尾が少し上がってしまう。
レンから個別チャットが飛んできた。
水城レン:
《緊張してる?》
白露ねむ:
《してます……》
水城レン:
《大丈夫。いつもの“おやすみ”の延長だから》
(……ほんと、そういう言い方する)
でも、その一文で少しだけ肩の力が抜けたのも事実だ。
◆
同じ時間。
湊も、ヘッドホンをつけてパソコンの前に座っていた。
【音響用通話/Nem_ED】
佐久間:「あ、朝比奈さん、聞こえます?」
「はい、聞こえてます」
自分の声がわずかにディレイして返ってくる。
いつものスタジオとは違う、
“家の反響”がヘッドホン越しにも分かった。
佐久間:「今日は、30分くらいでサラッと。
主役の方の声と合わせてみて、
雰囲気が良ければ正式にお願いしたい、という形で」
「了解です」
“主役の方”という言い方。
そこに「白露ねむ」という名前はまだ出てこない。
(……変に意識しないほうがいいな)
深呼吸をひとつ。
ギターは今日は不要だと言われている。
コーラスとブレスと、
ちょっとしたハミングだけでいいらしい。
(声だけのセッションって、久しぶりかも)
少しだけ、楽しみだった。
佐久間:「じゃあ、Lumière側と回線つなぎますね」
通話画面に、新しいアイコンがひとつ増える。
【Lumière_Manager_ren】
【Lumière_Audio_sub】
【Nem_official】
(Nem……)
湊は、ごくりと喉を鳴らした。
◆
画面に、小さなウィンドウがポップアップする。
《音声通話に参加しますか?》
はい、を押す。
水城レン:「あ、ねむちゃん来たね。——おつかれさま」
「おつかれさまです……」
自分の声が、
見えない誰かに向けて飛んでいく感覚。
佐久間:「佐久間です。よろしくお願いします、白露さん」
「よ、よろしくお願いします……っ」
思った以上に緊張して、
語尾が跳ね上がる。
そのとき、佐久間が言った。
「では本日、Nem’s Night EDコーラス候補の——
朝比奈 湊さんです」
ヘッドホンの中で、
ひとつ息を吸う音がした。
朝比奈湊:「……朝比奈です。
よろしくお願いします。白露さん」
その“よろしく”は、
廊下で交わした「良い夜を」と同じ声だった。
(……)
喉が、きゅっと締まる。
(やっぱり——)
ねむは、自分の膝の上で手をぎゅっと握りしめた。
「よ、よろしくお願いします……朝比奈さん」
名前を呼ぶとき、
ほんの少し、声が揺れた。
もちろん、
向こうも気づかないふりをしてくれるだろう。
でも、湊のほうも気づいていた。
(この声——)
ヘッドホンの向こうでしゃべっている人の声は、
廊下で聞いたそれと同じで。
半年前、夜中の自動再生で流れてきた“あの声”とも、とても近かった。
(……もしかして)
胸の奥で浮かびかけた答えに、
自分で目をそらす。
仕事だから。
でも——
佐久間:「じゃあまず、ワンコーラス通して。
ねむさんのボーカル流すので、
朝比奈さんには“壁一枚向こうで一緒に歌ってるつもり”で
ハミング入れてもらえます?」
「壁、一枚……」
ねむと湊、
ふたりの心臓がほぼ同時に跳ねた。
佐久間は何も知らない。
ただの比喩のつもりで、そう言っただけだ。
でも、それは二人にとって
あまりにも正確な比喩だった。
「……はい」
「……わかりました」
答えが重なる。
画面の向こうの相手の顔は見えない。
でも、声だけは、
少しだけ“近く”なった気がした。
◆
イントロが流れる。
静かなピアノ。
雨のようなシンセ。
そして——
自分の声。
——おやすみ、ちゃんと言ってね?
その上に、まだ言葉にならない
小さなハミングが重なっていく。
壁一枚の向こうから、
誰かの息遣いがそっと寄り添ってくるみたいに。
(……この感じ)
ねむは、歌い出さない代わりに、
じっと耳を澄ませていた。
自分の声に重なる誰かの声。
ぶつからないように、
でも消えないように。
湊もまた、
ヘッドホンの中で目を閉じながらハミングしていた。
(夜に、誰かの部屋の灯りがひとつ増えるみたいに——)
そんなイメージを浮かべながら。
ワンコーラスが終わり、
音がすっと消える。
数秒の沈黙。
佐久間:「……うん。
“壁一枚向こう”っていうイメージ、
めちゃくちゃいいですね」
水城レン:「ねむちゃん、どう?」
急にふられて、
ねむは少し慌てる。
「え、あ……
すごく、落ち着きました……」
自分でも何を言っているのかよく分からない。
でも嘘じゃなかった。
「なんか、
夜にひとりで配信してるはずなのに、
誰かがちゃんと起きてて、
そこで聴いてくれてる感じがして……」
言いながら、自分で顔が熱くなる。
(何言ってるの私)
画面の向こうの湊には、
その言葉の意味が、思った以上に深く届いていた。
(——こっちの台詞だ)
夜、ひとりでギターを弾いていたとき。
誰かがほんの少しだけ“おやすみ”と呟いた声に救われたことを、
湊はふいに思い出していた。
◆
セッションは、
予定より少し長引いた。
ワンコーラスのハミングに加えて、
二番のサビに薄いコーラス。
アウトロに、ほんの一瞬だけ“誰かの寝息”みたいなブレス。
全部合わせて、
たった数小節ぶん。
でも、その数小節が加わるだけで、
曲の“夜の深さ”が一段増したように感じられた。
佐久間:「……いや、これはアリですね。
正式にお願いしたいです、朝比奈さん」
「ありがとうございます」
穏やかな声。
でも、その奥で、
湊の心臓は少し早く打っていた。
(この曲の夜に、自分の声が残るんだ)
そう思うと、
久しぶりに“仕事が嬉しい”と素直に感じていた。
水城レン:「ねむちゃんも、大丈夫そう?」
「はい……
むしろ、“いてほしいな”って、思いました」
素直な言葉が、
わずかに遅れてヘッドホンを満たす。
画面の向こうで、
誰かが小さく笑ったような気がした。
◆
通話が終わり、
画面が静かになる。
ねむは、しばらく椅子の背にもたれたまま
天井を見上げていた。
(……朝比奈さん、なんか不思議な人だな)
直接ほとんど喋っていないのに、
“夜の空気”だけは共有できた気がする。
(隣の部屋の人と同じだとしたら、
ちょっとだけ運命っぽいけど)
そう思って、すぐに自分で笑った。
「ないない」
でも、
壁の向こうから聴こえるギターの音と、
ヘッドホン越しのハミングが
同じ人のものだとしたら——
(……ちょっとだけ、嬉しいな)
誰にも聞こえないくらいの声で、
そう呟いた。
◆
一方、その頃。
湊もまた、パソコンを閉じて
しばらく天井を見ていた。
(白露ねむ、か)
さっきまで一緒にハミングしていた相手の名前を、
もう一度ゆっくり口にする。
仕事上の相手。
距離を保たなきゃいけない相手。
でも——
廊下で「歌、がんばってください」と笑ったあの子と
同じ声だとしたら。
(同じ家の中で、
同じ夜に声を出してて、
たまたま仕事でも一緒になるなんて)
そんな偶然、
信じてもいいのだろうか。
答えが出ないまま、
湊はギターケースを開けた。
指が、自然にNem’s Night のコードを探す。
夜の部屋に、
さっきまでヘッドホンの中で聴こえていた曲が
もう一度、別の形で流れ始めた。
「……良い夜、だな」
誰にともなくそう呟く。
壁の向こうで、
同じ曲の歌詞を書いている人がいることを思いながら。
◆
ベッドに入る前、
ねむはスマホを手に取った。
X に、一行だけ打つ。
《今日は、誰かと一緒に夜を歌いました。
配信はしてないけど、ちゃんと“配信、まだ切れてませんよ?”って気持ちでした。》
送信。
画面の向こうでまた、
「おやすみ」「Good night」が灯り始める。
その中に、
新しい通知が混じった。
【朝比奈湊:フォローしました】
「……え?」
思わず、起き上がって画面を見つめる。
プロフィールを開く。
《夜にギター弾いてます。たまに歌います。》
シンプルな自己紹介。
アイコンは、
薄暗い部屋に立てかけられたギターのシルエット。
(やっぱり、この人……)
言葉にならない感情が、
胸の奥で静かに渦を巻いた。
すぐにフォロバするべきかどうか、
数十秒迷って——
(……がんばってくれたし)
指を動かした。
【白露ねむ:朝比奈湊さんをフォローしました】
ほんの小さな、
通知ひとつぶんの距離。
でも、その距離が、
“夜の恋”の始まりにしてはちょうどいい気がして——
ねむはようやく布団にもぐりこんだ。
「……おやすみ」
自分に向けて、もう一度。
配信はしていない。
でも、心のどこかで、
まだ赤い「LIVE」のランプが灯っている気がしてならなかった。
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