#6  サービス記事② ログライン/テーマ

こんにちは

10万字執筆の基礎の基礎…というか、物語執筆の基礎のテーマです。


 ちらりと書きますが、何年前か漫画原作の講義を受けた時に、初手で教えてもらったものを思い出しつつ……。いえ、別にプロじゃないです。ただ、なんかそういう企画があって参加したよというヤツです。すいません、すっかり忘れてました。次からは長編のことで説明を受けたやつを書き上げます。


さて、その漫画原作ですが――最初の講義では、まずはこれでした。


『テーマ(ログライン)を設定してください』


とても大事な事でした。

小説や漫画、原作、映像映画……とにかく最初に設定することがそれでした。


具体的にログライン(テーマ)とはなんですか、といわると、ずばり

『だれが、なにをする話ですか』という点です。


これを、わかりやすくということです。そこに、魅力を足してください、です。


つまり――

・女の子を助けて空の上のお城を探す話

・弱小スポーツ部が、全国大会で優勝する話

・魔王が勇者を倒して、地方の貴族を駆逐する話


 とか、そんなのです。

 物語の核、いわゆる目的となる部分を決める。


ここまで書いて、正しくは『だれが、どうして、なにを』だったかもしれません。魔王が勇者を倒すだけでは、魅力が伝わりません。

ちょっと例をいじってみましょう。


・魔王が極悪勇者を倒して、地方の腐敗した貴族を駆逐する話

 勇者という悪。平民を踏みにじる貴族、正義の魔王……とか、そういうのです。


 主人公が『』という強い動機付けが必要となってきます。だから、貴族がわかりやすい悪という設定にします。


 理由がなければ、読者を納得させることができず、ご都合主義となりがちです。

ですので、それを主人公がやろうと思うだけの理由付けを考えてくださいね、と。自己流を足すのはここの部分です。


ログライン――キャッチコピー、テーマ。

呼び方はあれこれありますが、作品としてのわかりやすい魅力、これです。


いや、そもそも自分できているのか、と突っ込まれそうです。

まあ、そこは――そもそも、このエッセイの目的は『』です。


 実際に誰ができているかどうか、という話ではなく、心がける、どうやったらできるようになるのだろうかと創作を模索する、作りたい人によってより良い執筆方法を考える――それが目的です。


 だから、ログラインそのものがいらないという人もいると思うし、要らないのであれば、それはそれで正解だと思います。

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