制作プロット的なアレ

＃12 キャラクターが思い浮かぶ人。 ＃あらまきさん。

　タイトル通り、小説を読んだ時など、キャラクターが思い浮かぶ人について、なぜなんだろうな？　と自分的思考を掘り下げた。

　ゆえにこれまで、岩名がキャライラストを描かせてもらった４名に、それぞれ許可をもらいました。キャストは名探偵・あらまきさん、本格派コメディスト・夏目さん、初々恋愛のトップ＆いつも癒しの心春さん、キャラ造形プロかよメガさんです。みなさま、ご協力ありがとうございます。

　【結論】

・長編の方が思い浮かぶ

・キャラが濃い

・性格や好きなものが明確

・信念がある（もしくは一貫している）

・描写が的確（世界観）

・FAが描きたくなるのは癖（へき）に刺さるから

　現状、ざっと思いつく洗い出しは上記です。

　一人ひとり、なにがどうなのか、さらに自分の中で掘り進めさせていただきます。

　大変恐縮ですが、なぜそのキャラが思い浮かぶのか？　というキャラ造形に重きを置くので、作品については割愛させていただきます。。。

【強欲探偵フィアー・フライ】

https://kakuyomu.jp/works/16818023214059788731

　冒頭に登場人物像があり、年齢と詳細が語られている。簡潔に。

　ここで主人公とヒロインの情報だけを簡易的に拾って、読み進めていく。

さらに大事なのは１話目以降もしっかりスゴイ。

・軽快な語り口の好青年であること

・探偵業をしているがヒロインと子供じみた（笑）ケンカをすること

・ストーリーを読んでいると、どこでどのように苦しんで（笑）食べているのかというシーンが思い浮かぶ。

　さらに冒頭早々に『1919年現在、ロンドン市ルイシャム地区』、と語られている。

　もうここで、その当時の服装や情景を思い浮かばせる。

　手短に語られわかりやすい。

　設定が探偵ということから、恐らく帽子とスーツというか、洋装などに身を包む。

　女性の描写は、髪の長さやらを櫛でとか束ねた、とか肩まで、とかで書いたりできるが、男性は結構むずかしい。しかし、こうイギリスだかロンドンだかの青年となると、ややパーマっぽく短髪…という偏見（イメージ）がある。すみません、超適当なこといいました。

　元詐欺師ということは、明らかに頭の切れる好青年だ。（凄い偏見だ

　シャツなどを着たすらっとした男性…だろうなとイメージし、さらに読み進めると『食べるのに苦しんでる主人公』やら『ヒロインと言い争う主人公』などが、しっかり思い浮かぶというワケである。……あれ？　

　つまり、私が思い浮かぶのだから、他の読者の方もそうであろうと予測できる。

　おお…強い。

　なにより冒頭フックが完璧さに加え、ここまでイメージが明確にできるのは『いつの時代』『どこで』『どのような人物が』『どのような言葉で語っていた』かがとにかく序盤で明確にしているからである。

　長編では、特に冒頭３ページまでで、上記があるといいんだなあ。

　そして私はできているのか、ワカランので見習いたいという話である。