ヤドカリ創作論──創作初心者が初心者のうちに残す、初心者の為の創作論

そふ。

マインドの殻

キーワード:「変換魔法」



 物語を書いていると、ふとこんなことを思う瞬間がありますよね。



「なんで、俺はあの人みたいに文章が書けないんだろう」

「毎日なんて書けないよ」

「毎日、書けるけど設定がこんがらがった」



 ……あるあるです。いや、僕もありまくります。



 結論から言うと、毎日書くには「根性」です。



 ただ、この「根性」っていう言葉、正直ちょっと重たい。何だかギュッと締め付けられる感じで、心も体もガチガチになります。




 ──そこで僕は考えました。



 難しいことを考えるのはやめて、言葉に「変換魔法」をかけよう、と。



 •執筆 → 神様業

 

 •根性 → 未知の冒険



 頭の中でこう変換するだけで、体が軽くなります。


 なんか、ワクワクするんです。



 文章を書くのが義務ではなく、神様業になり、毎日書くのが修行や辛さではなく、未知の冒険になる。



 これだけで、僕は毎日の執筆に少しだけ前向きになれます。



 もちろん、魔法をかけたからって文章が突然うまくなるわけではありません。下手くそなままです。



 でも、下手くそな自分を責めずにすむ。


「まあ、神様業だから仕方ない。未知の冒険だし」


 と思えるだけで、机に向かうハードルがぐっと下がります。



 そして面白いことに、この、日常生活でもいけました。



 朝の通勤、家事、ちょっとした会話、全部が小さな冒険に変わるんです。



 例えば、皿洗いをしているとき、「これは魔法の水で汚れを浄化しているんだ」と考えるだけで、

 ただの家事が少し楽しくなる。



 仕事をするときも、「これは魔力を練る為の鍛錬だ」と思うと、面倒な作業がちょっとワクワクした試みになる。



 つまり、魔法をかけるのは文章だけじゃなく、毎日の行動すべてに応用できるんです。



 こうして小さな神様業と未知の冒険を積み重ねることで、自然と「毎日書く力」も養われていきます。

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