札幌で一人暮らしをする平凡な女子大生・咲耶。
アルバイト先で巻き込まれたのは、悪ふざけでは済まされない「呪いのビデオ」だった。
奇妙な現象、体調不良、不在となった店長。
「黒い影」が忍び寄る日常のほころびに、咲耶と友人たちは怯えながらも立ち向かおうとする。
そんな彼女たちの前に現れたのは、探偵を名乗る青年・小早川樹と、
どこか軽薄で頼りなさそうで……でも確かな「力」を持つ男、橘 千宗(たちばな せんしゅう)。
彼は言う――「寺生まれだから、こういうのに強いんだ」
呪いの正体、黒い影の意味、そして自分に「見えてしまう」ことの怖さと責任。
やがて咲耶の視界は、普通の世界の裏側にある「もう一つの層」を映し出し始める。
これは、札幌を舞台にした青春×怪異の「探偵事務所奇譚」。
北国のとある女子大生は、バイト先で「呪いのビデオ」を見たことをきっかけに、怪異騒動に巻き込まれ始めてしまうところから物語は始まります。そこにさっそうと登場するのが探偵兼お祓い業の男性と寺生まれの霊能者。解決してもらったJDは怪異が「見える」体質になってしまいます。そして自衛のためにこの男性の探偵事務所で働くことになります。そこからさまざまなお話が展開していきます。「パチスロとその裏側、そして黒い影」「お祓いの健全化」「犬神」「死者の国」「仏壇から聞こえる謎の声の正体」などなど。じつにゾクリとしつつ、どこか心温まるお話です。みなさんもぜひ。
それまで怪異には恐怖以上の感覚を抱いていなかった主人公が、力に目覚めることでやるべきことを模索していくホラー作品です。
主人公は愛嬌が魅力だと陰ながら人気を集める女子大学生。
とある事件をきっかけに、怪異や幽霊といった存在を認識できるようになってしまいます。
付き合いかたを知らない身では、いつ怪異の餌食になるか分からない。
事件で世話になった恩人に忠告され、彼女は恩人の探偵事務所で働くことになります。
次第と明らかになっていく主人公の力。
霊能など欠片も存在しない家系にも関わらず、持ち得る能力は想定外。
果たして主人公は、自分とどんな形で向き合っていくのか。
ぜひ読んでみてください。