Flowers for Pain

@Sakuranbo43431225

第1話

ただ一人を愛した。そのすべてが救いで、呪いだった。


俺の名前は桜、女だか俺は男だ。

心は男、身体は女。


そして吸血鬼の血と人間の血、50%と50%。

腕を切られたりすると着られた腕を切れた断面にくっつけるとくっつく。

腕をくっつけられなくてもまた新しく腕ができる。が少し縛りもある

首が切れてすぐくっつけられなかった時は再生しなかった。

(その時は体を動かしてくっつけたぜ!)

そして血を操ることができる。

親指を少し切ってそこからナイフや銃、バット好きな形に出来る



俺は施設、いや、研究所にいる。

何故かは分からないが研究所に来る前のことを一切覚えていない。

俺が研究所に来て2ヶ月経った。

唯一2ヶ月経って分かった事は2つ。

ここは普通の研究所じゃない事だ

キメラのような何かは分からないが魔物?と言えばいいのだろうか魔物のようなモノと戦い数値を見たり、実験体同士で戦う事もある。

きっと俺も実験体側なのだろう。


そして実験体を名前ではなく番号で呼ぶ。

人として見られてないって感じが俺はあまり好きじゃねーな

俺はNo.7144それでも俺は桜だぜ!!!


今までの実験は一人で何かをやることが多かったのだが次の実験ではペアになって何かをする。とのことだ研究員達が話してたぜ聞かれるっつーんだよな

どうやら次の実験でペアになる事にちなんでペアになる奴と一緒の部屋になるらしい。



んで次の実験に移る日が来た

ペアになる奴は知らされてないし研究員達も何か話してたか聞けなかった。


桜は研究員達についていき新しい部屋に向かう

研究員達がドアを開けたらペアになる相手はもう部屋の中に居た。


部屋は四畳くらいだろうか右側奥に二段ベットがある。

床のタイルも冷たい。

俺はもう一つ、もう一人、薄暗いライトに照らされた人物の方にも目を向けた。


紺色の長い髪を一つにくくっていて目の色は少し青めの紺色。

一瞬、女性かと思ったが顔をよく見ればクール系イケメンだった。

こいつの番号はNo.1564

火、炎を出す事ができ暑さや量までも変えれる。

人を観察するのは俺の悪い癖だ。


研究員達が出ていき少しの間の自由時間。

俺はペアの奴に話しかけた



桜「俺、今日からお前のセカンド実験と同じ部屋になる桜よろしくな」

彰斗「………」

桜「な、なあお前の名前は?」

彰斗「………」

桜「無いのか?まあここ名前を番号で呼ばないやつ居ねえもんな!!」

桜「じゃあ俺が付けてやるよ」

桜「…彰斗とかどうだ!!!」

彰斗「………もうそれでいい 話しかけるな。」


俺は喋ってくれたことが嬉しくて話をかけ続けた。


彰斗「…さっきからお前なんなんだ」

桜「何って、お前と仲良くなりたいから」

彰斗「俺はお前が嫌いだ。だから話しかけるな」

彰斗「その嘘くさい表情、取り繕いの笑顔、全てが嫌いだ。もう話しかけるな」


桜の心の声『お前に何がわかるんだよ……』(小さく思う)

と胸がざわついた。

桜の心の声『氷のような視線で見てくる…お前の能力は炎なのにな。話しかけすぎたみたいだ』



自由時間が終わって実験室へ向かう。

今回は魔獣を相手する

彰斗は…やる気だな

俺もよし、やってやるぜ!




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