たくさんの人に届けたい「たね」

  • ★★★ Excellent!!!

大人も学生も、親も子どもも
たくさんの人に読んでもらいたい詩でした
決して幸せなものではない
けれど決してこれはお話のなかのことではないのです

子どものことを考えるなら……

などと、きれいに言われること多いですが
人間はそれ以前に心の隙間、ぽっかり空いた穴を埋めることに懸命になることのほうが多いです
理性よりも感情といってもいいのですが、感情も理性も育っていない、いや育てられなかった人たちもたくさんいます

さげすむ前に、いつくしみを
許しの心を

社会の分断を言われて久しい今の世ですが
昔と今と、どちらのほうが「理性的」だったのか
江戸時代って捨て子も多かったのですが、しかし捨て子を育てる法律やシステムもあったのですよ?
お上からのそれだけでなく、自分たちで育てる気概もまた

子どもはいつの時代でも、どの社会でも、どんな紛争の国でも貧しくても、宝です
その宝を社会が育てられないで何が、宝か

思うことがきっと、皆さんにもたくさん、たくさんあるはずの本作ですが
さらにその先、その奥、人間や社会の根底や根源的なもの、作者さまの応援コメントへの返信も合わせて読んで、自分の思い以上のことも考えてほしいです