第2話 怪しいバイト


引きこもり歴20年。どうも、吉田です。


バイト探し2日目。色々検索するうちに世の中にはいろんな仕事があるものだと感心した。


例えば犬の散歩から、潜水作業までさまざまだ。


みんな知っていると思うが、都市伝説バイトと言えば言わずと知れた『死体洗い』のバイトだ。


解剖実習用の遺体をホルマリンのプールに漬け、洗ったり沈めたりするアルバイトとして語られているのは有名な話だ。

日当なんと2〜3万円あると言う…


そんなバイトなんてある訳が無いのだが、

今だに『俺昔やったことがある』『知り合いがやってる』とか時たま耳にするが何故そんなアホみたいな嘘をつくのか?


大概そんな嘘をつく人って知能が低い人が多い気がする。偏見かも知れないが…


防腐処理を施す技術員は、年間で数十体程度を処理するが、これは専門の技術員が行う業務であり、アルバイトとして募集されるものでは無いのが現実である。


そんな話しどうでもいい…それより何か良いバイトないかなぁ…


夜間警備募集…なになに、短期可日払いOK…コレは社会人初心者にもってこいの仕事ではないか!


いやっほー!コレだな。よし、早速応募してみよう。


と時計を見ると夜中24時前であった。


よし、明日電話してみよう。今晩はコレで寝ることにする。


『コイツ、働く気あるのか⁉️』


何て声が聞こえてきそうだが、明日電話するんだよ。前に進んでいるんだよー!


何はともあれファンタスティック!


続く




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