幕間:魂の独白

私は、あなたの“鎖”になってしまった。

だから、私はずっと探していた。

あなたの声を、あなたの温もりを……

何より、この鎖を解きたくて………。


あなたは、私を探さなかった。

だって、あなたは私をとっくに見つけていたから。


私を見つけたあなたは、森の中でただ待っていた。

あなたは知っていたのだろう。

私がここに来ることを。

少し驚いたのは――どうして?

思ったより早かった? それとも……。


世界から切り離され、たった一人で無限に等しい時間を歩んできたのに、

その優しい笑顔は、何一つ変わらなかった。


あなたの声を聞きたい。

あなたのその優しく、大きな手に触れたい。


その想いが、私を突き動かした。

一回目は偶然だったけど、あなたにとっては必然。

二回目は私の衝動。

三回目は――あなたが導いてくれていたんだね。


“鎖”を解きたいのに、深く絡まっていく。

嫌。

嫌だ。

嫌だよ。


あなたが笑うたびに、私という“鎖”は、あなたに深く絡まり、あなたに食い込んでいく。


――いつか、私があなたを殺すまで………。

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