かけ離れた日常を私は進んでいく

@5s7JDVim5I48306

第1話 いつもの集まり

奏「みんないる?」

まふゆ「私は、いるよ。」

絵名「私もいるよ。」

瑞希「……。」

絵名「また、ミュートにして。」

瑞希「あ、ごめん。ごめん。ついつい、衣装作りに夢中になちゃって。」

まふゆ「どんな衣装なの?」

瑞希「気になる〜?」

絵名「焦らさなくていいから。早く言いなさい。」

瑞希「それは、まだ内緒。」

絵名「はぁ!!あんだけ、焦らしておいて。瑞希らしいと言えばらしいけどさ。」

奏「今日も作業でいいかな?」

絵名「私は、構わないよ。課題もしたいし。ラフも描きたいからね。」

まふゆ「うん。」

瑞希「僕も。」

奏「じゃあそうしようか。デモは、今週中に仕上げて渡すね。」

瑞希「了解。それに沿った動画も考えておくね。あと、えななん、ラフ頂戴ね。

僕が暇になるからさ。」

絵名「はいはい。分かってますよ。」

奏「うん。分かった。」

絵名「そういえば、瑞希?衣装作っても着る機会ないよね?」

瑞希「作ればいいじゃん。」

絵名「ほんとノリと勢いなんだから。正体不明なのに正体明かしてどうするつもり。」

奏「もう、バレてるんだし。いいと思うけどね。いつか、依頼が来ればいいけど。」

まふゆ「そうだね。いつか。」

こんなに盛り上がれて、面白くて、不思議な毎日が続けばいいのに。そんな風に思うまふゆだった。正体明かしたら、さらに忙しくなるのかな。奏の作る曲は、どれも温かくて、時に寂しさを感じる。自分の中にはないものなのかもしれないけれど、これからも25時の皆んなと盛り上がれたらいいな。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

かけ離れた日常を私は進んでいく @5s7JDVim5I48306

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ