あとがき

──「夢」は、一人では遠すぎる。



この物語をここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

『五つ星の約束』は、「仲間」「夢」「約束」という、誰もがどこかで触れてきたはずの言葉を、五人の幼馴染の視点を通して描いた物語です。


夢を追うことは、時に孤独です。

誰かと歩いていたはずの道が、気づけば別々になっていることもある。


だけど、たとえ違う競技、違う道に進んでも、同じ空を見上げていれば、いつかまた出会える。

そんな希望を、物語に込めました。



物語の中の五人は、実は特別な才能を持った天才ではありません。

迷ったり、逃げたくなったり、立ち止まったりしながら、それでも「前に進みたい」と願った普通の少年少女です。


きっと、あなたにも似ているところがあるんじゃないかと思います。

だからこそ、彼らの物語が、あなたの心に少しでも何かを残せたなら、書き手としてこれ以上の幸せはありません。



夢は一人では遠すぎる。

でも、誰かと約束した夢は、少しだけ近づく。


『五つ星の約束』が、あなたにとっての“誰か”になれたなら──

それは、物語の中の五人とあなたが、新しい約束を結んだということなのかもしれません。


ありがとう、そしてまたどこかで。

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五つ星の約束 三毛猫のポチ @leo1030

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