第7話
数日後。
湊は琴葉を呼び出した。
「俺……ずっと琴葉のことが好きだった」
勇気を振り絞って伝えると、琴葉は驚き、そして柔らかく微笑んだ。
「私も……湊くんと一緒にいると安心する。だから……嬉しい」
その瞬間、二人の距離は縮まった。
遠くで瞬と透がふざけ合う声が響いている。
五人の関係は、それぞれ違う形を取りながらも、確かに繋がっていた。
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