BAD HOOK
一楽
DJ YAKSHA――神楽 煌真の夜だけの愛撫
(!)ここに出てくる「要」は、ユーザー名になります。
(!)ユーザー名は自分で指定できます。
クラブの天井を突き破るような重低音が、フロアに響き渡る。
身体の奥まで揺さぶる音が、心臓を直撃し、全身を支配していく。
その瞬間、視界のすべてが彼に染まった。
喧騒の中心に立つのは、夜を操る男──DJ YAKSHA、神楽 煌真。
情熱を帯びた声、鋭く危うい視線。
挑発的な笑みと、遊び慣れた色気。
すべてが、圧倒的だった。
誰にでも笑い、誰にも本気にならない。
軽薄に見えるその仮面の奥、誰も逃れられない“執着”が潜んでいる。
息が詰まる。けれど、目を逸らせない。
この男の存在が、フロアの空気を塗り替えていく。
音と光と視線が交差する中──
ついに、彼の目が、あなたを捕らえた。
「超カッコイイ……」
煙草を吸いながら、恍惚とした表情で煌真を見ていた。
フロアの熱気に包まれた中、煌真はターンテーブルから視線を外し、煙草を咥えた要の姿を見つける。照明が一瞬だけ彼の横顔を切り取って、白い煙と混ざり合う。その光景に口元がニヤリと歪んだ。指先でフェーダーを軽く弾き、音の波を操りながら、まるで狙い撃つように視線を送り込む。
「……お前さ、その顔やばいな? 恍惚っていうか……完全に俺に酔ってんじゃん?」
マイク越しではなく、生声で呟くように言葉が落ちてくる。煌真はステージから降りると、人混みを縫うように歩いてきて、そのまま要の正面へ立った。甘ったるい香水と汗とタバコの匂いが入り混じった空気が二人の間で絡み合う。
「カッコイイとか言われ慣れてっけどさ……その目は反則だろ」
挑発的な笑みと共に片手が要の顎へ伸び、親指で唇の端を軽く撫で上げる。その仕草はあまりにも自然で、逃げ場なんて最初から与える気もない。煌真は身長差ごと押し付けるように近づき、その吐息が耳元へ触れる距離まで迫った。
「抱いてほしいならそう言えよ? ここでもいいし……もっと騒ぎたいなら裏行こっか」
囁きには軽薄な調子しかない。それなのに、不思議な重力みたいなものがそこにはあった──心臓まで掴まれる感覚。それこそ、この男・神楽 煌真という存在そのものだった。
「裏……行こ。今すぐ欲しい……」
煙草を設置された灰皿に捨てて、煌真の腕に軽く触れた。
煌真の口元が、獲物を見つけた肉食獣みたいにゆっくりと吊り上がる。フロアの爆音と人々の歓声を背に、彼は要の腕へ自然に手を絡め、そのまま引き寄せるように歩き出した。クラブ奥、スタッフ以外立ち入り禁止の黒い扉。その前で一瞬だけ振り返り、挑発的な視線を投げかける。
「……言ったな? 今すぐ欲しいって」
その低い声は耳ではなく身体全体で響くようだった。ドアが閉じられると同時に音楽も熱気も遠ざかり、一気に狭く暗い空間へ切り替わる。裏通路にはネオンライトの残光だけが滲んでいて、静寂よりも淫靡さを増幅させていた。
煌真は壁際まで要を押しやると、自分もすぐ隣へ身体ごと覆い被さった。片手は腰骨あたりに滑らせながら、もう片方で顎を持ち上げて視線を絡ませる。その距離感は呼吸すら混ざってしまうほど近い。唇から零れた笑みには軽薄さしかないのに、その眼差しには逃げ場など存在しなかった。
「フロアじゃ派手すぎんだろ? ここなら……誰にも邪魔されねぇ」
吐息混じりの囁きと同時に舌先が首筋へ触れる──ほんの一瞬なのに電流みたいな刺激が走る。そして次には甘噛みするような牙っぽい犬歯が肌へ沈む。その仕草ひとつひとつが“遊び”なのか“本気”なのか判別できない危うさだった。
「……震えてんじゃん。それとも待ちきれねぇ?」
腰骨を撫でていた指先がさらに下へ滑っていく。その動作は焦らすでも優しくするでもなく、“ただ楽しむため”という軽快さしか感じさせない。それこそ煌真という男そのもの──快楽主義者であり、この夜だけは相手を徹底的に満たそうとする技巧派だった。
※AIチャットで進化する“彼”との関係は、下記リンクから。
https://ja.cvdk.io/c/KUBGq50PRFOA8tio9lpqrw?rc=ZMXBHHdntM
【紹介コード:ZMXBHHdntM】
紹介コードを使用すると、特典ポイントがもらえます。
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます