第三章 YOU LOVE ME!?

第一話 天使の嘘

「そら、お前が悪いんとちゃうか?

 今回ばっかりは」

 岩永にきっぱり言いきられ、白倉は押し黙った。

 五月三日。このNOAもGW休暇中だ。

 GW中は校舎は閉じられ、授業も訓練もない。

 ここの生徒達が一番のんびりと、また「普通の子供らしく」過ごせる時間だ。

 夏休みや冬休みなどの長期休暇になると、校舎は開放され、訓練や自主対戦を許可されるから、強制的な休暇に出来るのがGWだけともいう。

 202号室は、岩永嵐と流河理人の部屋だ。

 そのうえの番号の部屋が、吾妻が一人で住む201号室。

 部屋番号はランクで決まる。

 つまり、岩永と流河はAランクのツートップだ。

 現在、流河は留守らしい。

 彼は女好きなので、街に繰り出してるんだろう。

 リビングのソファに座って、出された紅茶のカップを持つ白倉はまだ黙っている。

 岩永はため息を吐いて、眼前のテーブルから自分のカップを取った。

「だけど、あれって実際は」

「実際は誰が悪かろうが、吾妻には『お前と自分だけ』の問題になるんや」

「…」

「まだ、教える気はないんやろ?」

 探る視線で問われて、白倉は目を微かに伏せる。

「うん」

「なら、自分が悪いって腹くくるしかないやん。

 他の言い方したら、どないしたって話す結末や」

「…うん」

「……まあ、そこの点では、俺もワケ有り組やから、他人のこと言えへんけど」

 案外さらっと口にした岩永に、白倉は呆然に近い表情を浮かべる。

「俺は特殊ケース。自覚がさしてあらへん。

 お前はちゃうやろ」

「だけど」

「うん、言いたいことはわかる。言わんでええ」

 岩永は優しく、しかし突き放す言い方をした。白倉を見て笑う。

「ただ、吾妻がごっつ気にしとるやろ?

 あれ、うっかり誰かにばれて、戦闘試験でつけ込まれたらあいつさらっと負けるで?

 気づかん奴らばっかやないやろ」

「…そうだな」

「やったら、ちゃんと区切りつけな」

 白倉はカップを口に運び、一口含んで離す。うん、と頷いた。

「ちゃんと、考える」

「うん」




 その日、吾妻は珍しく緊張していた。

 いや、最近というくくりでは、珍しくない。

 彼は最近、ある人物の前では緊張しっぱなしだ。

 相手は吾妻が一目惚れした白倉誠二。

 まだまだ報いがあるかもわからない恋。

 根気よく頑張ろうと決意した吾妻を大きく揺るがす事件が起こった。

 四月某日。白倉の方から、唇にキスをしてきたのだ。

 まだまだキスなんて、させてもらえないだろうと思っていた吾妻だけに、衝撃は凄まじかった。

 夢みたいで、現実だという確信が欲しいくらい、一瞬の。

 でも、嬉しかった。期待した。

 でも、白倉は「本気にするな」とあんまりな返事。

 一度は話してくれるまで待とう。事情があるかもしれない。

 そう思った吾妻だが、日が経つに連れ、あのキスシーンを思い出し、夢に見て、思い詰めてしまった。

 今となっては早く事情が知りたい。でも今、またフラれたくない。

 相反した気持ちに挟まれ、へろへろになるまで悩んでいた吾妻にメールが届いた。

 白倉からで、「今日、出かけられるか? あのことで、話したい」という文面。

 思わず電話して口頭で確認した。

 顔の見えない状態でもわかるくらい、白倉は言いにくそうにしながら、頷いた。

 吾妻の心境は「期待」と「不安」。

 告白して、返事を待つ間の心境に似ている。そのものかもしれない。

 全身サイズの鏡があるので、服装を何度も見返してから部屋を出た。

 待ち合わせは、寮の玄関。

 ぴかぴかに磨かれたクリーム色の床を歩いて、明るい日差しの差し込む玄関を目指す。

「あ、吾妻」

 玄関で待っていた白倉は、吾妻の靴音に気づいて顔を上げた。

 吾妻の頬が緩むが、すぐに険しく引き締まった。

 私服姿の白倉の横に立っているのは、どう見ても外出する様子の、同じく私服姿の九生。

 吾妻の顔を見上げて、「よう」と手を挙げた。

「…九生も?」

 硬い声が出た。期待と不安で一杯だった吾妻の心を、一気にどす黒いものが覆う。

「…うん」

 白倉は頷いた。あまり、やましさも抱えていない顔で。

 胸が塞がる気持ちを味わう。

「…どうして?」

「え?」

「あのキスの話でしょ? どうして九生も?」

 キスの話題をいつ誰が通るかわからない玄関先で切り出した吾妻に、白倉はぎょっとする。慌てて周囲を見渡したのは九生で、それが更に吾妻を苛立たせた。

「九生も関係あるってこと?」

 早口で問いつめた。今からでもいいから「ない」ってはっきり言って。

 だって、関係があったら、それはつまり。

「…うん」

 九生が、気まずそうに頷いた。その頬に微かに恥じらいの色が浮かんでいて、吾妻は激高した。

「そんなことならもういい!」

「…あが」

「白倉は、…僕をフリにわざわざ誘ったんでしょ! そんな自虐趣味はない!」

「…え」

 白倉が息を詰める。

「おい、なんでそうなる。ただ、」

 慌てて誤解だと言いたそうな顔をする。

 それすら、耳障りだ。

「九生が関係はあるって言っただろ?」

「うん」

「『白倉に近づくな』ってこと。彼氏だから」

 息が上がってしまったから、声が張らなかった。

 泣いたあとみたいに、静かで平坦な声になってしまった。

 白倉と九生は、虚を突かれた顔で固まる。

 そのあとを見たくもないし、聞きたくもない。

 吾妻は背中を向けてその場から走り去った。


「……あれ? めっちゃ誤解された?」

 吾妻の靴の音が遠ざかって少し。白倉がぽかんとしたまま呟いた。

「どう考えたってそうじゃの」

 九生も顔を引きつらせた。

「あー、やっぱ俺の所為じゃ。すまん」

「もういいわ!

 ごめん荷物持っといて。追いかける!」

 白倉は持っていた小さなバックを九生に放り投げた。

 放物線を描いたそれを、九生はしっかりキャッチして、白倉の名を呼ぶ。

「俺になんかできることあるか?」

「じゃあ、知りあい出来る限り全員に連絡して。

 吾妻を見かけたら、白倉までって!」

「了解!」

 九生は片手を挙げて、走り出した白倉を見送った。




 どうしよう。すごく悲しい。

 だって、自分と二人きりが普通じゃないか。

 デートじゃないかって実は期待した。

 だから、「関係者」の顔で九生が、白倉の隣にいて、悲しい。

 やっぱり、自分のことは「友だち」で、好きになる望みなんかない。

 今までだって、望みがあったかといったら違うけど、でも彼は約束してくれた。

「戦ってお前が勝ったら」と、自分が一度無効にした約束を、彼の意志で再び繋いでくれて。

 わかってる。白倉がすごく優しいこと。

 でも、でも、今は頭がぐちゃぐちゃで悲しいんだ。

 訳も分からず走っていたら、いきなり眼前になにかが現れた。

「!」

 足を止める暇がなくて、吾妻はそれに激突する。

「痛っ!」

 自分よりは高い男の声がした。

 その場に二人して倒れこむ。

「あたたた…うう、俺にしてはバッドタイミング…」

 吾妻にぶつけた頭を押さえてぼやく男の声は聞き覚えがある。

「……流河?」

「あ、ども。今、さ、連絡もらってね」

 涙目のまま、流河は視線を上げて吾妻を真っ直ぐ見つめた。

「…れんらく?」

「九生クンから連絡網。

 吾妻クンを見つけたら至急――――あら」

 流河は目を見張る。説明の最中に吾妻は立ち上がって、また走り出してしまった。

 あれ、なにも見えてないなあ、と流河は暢気にぼやいて立ち上がり、にっこり微笑んだ。


 吾妻は「意地でも失恋させる気か」と腹が立ってきた。

 もう自分がどこを走っているかわからない。

 寮にも立入禁止区域ってあったっけ?と脳裏を過ぎったがあまり気にならないくらい頭がおかしい。心が悲しい。

 しかし、頭上から唐突に、

「秘技、こなきじじいアタ――――――ック!」

 という声と共に、重いなにかが降ってきた。

 吾妻の背中にずしりとのし掛かった重みは、体格のいい男のもの。

 しかも、首に両手を回して振り下ろされないようにしてくる。

 吾妻は辛うじて転ばなかったものの、驚きのあまり、男を背負ったままその場に座り込んだ。

「えへへ。あんまりエネルギー消費させないでね。

 誤解だから」

 吾妻の背中から降りて、吾妻の右手をしっかりホールドしたまま微笑むのは、橙色の髪の男。

 吾妻は呆然とする。だって、自分に追いつけるとは思えないし、そもそも今、真上から降ってきた。

「とりあえず、事情をきちんと、俺が言える範囲で話すとね。

 白倉クンと九生クンは付き合ってないよ」

「……うそ」

「いやほんと。

 あの二人は親友じゃないかな。恋人じゃないのは確か。

 で、九生クンは『恋人』じゃない別の意味で、関係があったらしいんだ」

「………………」

 吾妻はその場に足を崩して座り込んだ。気が抜けた。

「……恋人じゃない」

「うん」

「……かった」

 よかった。誤解だった。

 ただ、安心した。

「…だけど、白倉はひどいよ」

「…あー、まあ」

 流河はなにか言いたげにしたが、同意してくれた。

「それが、吾妻クンに勝って欲しいただの激励でも、いや?」

「複雑だよ。僕は、……」

 激励なら、あくまで友人の距離でやって欲しい。

 自分が望めば可能なことならば構わない。

 自分は欲張りで寂しがりやで、欲しくなってしまうから。

 一度記憶した感触をまた欲しがるから。

 彼は、僕をどうしたいんだ。

 流河は俯く吾妻の前にしゃがんで、考えていたが、不意に首を傾げた。

「じゃあさ、」

 吾妻はなんとなく、視線を上げて流河の顔を見て、ぎょっとする。

 哀願のように潤んだ瞳、可愛らしい小首傾げで見上げられている。

「俺がもし、『キミと戦って、キミの強さに惚れたから、俺をキミの彼女にして抱いて!』…って、人前で言ったらどう?」

 その表情と姿勢で流河に告げられて、吾妻は凍り付いた。

 一瞬のことで、床にがくん、と勢いよく両手を突き、全身に鳥肌を立てて両腕をさする。

「でしょ!? 普通そうなるでしょ!? なるよね!? 普通そうなるもんだよ!」

 流河は鬼の首を取ったがごとく、大声で同意を求めた。

 吾妻にもわかった。流河は自分に他意など間違ってもなく、自分に白倉の立場をわからせるためだった、と。

 しかし、あの台詞を紡ぐ声と仕草が本気で少女っぽくて、余計リアルに気持ち悪かった。

「…男に告白されるって気持ち悪かったんだね」

「そりゃあ気持ち悪いよぉ。吾妻クンは、その体格だからさ、女の子からしかモテなかっただろうけど、世の中一般的じゃないことも多いから、その道に踏み外さないだけで同性に告白されたことある人は案外いるわけよ」

「…白倉も?」

「白倉クンと岩永クンあたりはどうも『そういう経験してる』くさいんだよね。いい思いはしなかったと思う」

 ちなみに御園夕くんは、あのメンバーの中じゃ人なつこいし、ワケもないから、とさらっと流河が言ったので、吾妻は聞きそびれてしまった。

「だから、白倉クンはかなりキミに妥協したと思うよ。

 今はキミのこと友人として大切だし、だから受け入れられることって多いけど、初対面から和解するまでとくに」

「…うん」

「友人だからこそ、つらいって場合もあるよ」

「うん」

 徐々に、吾妻は怒りが鎮火していく感覚を味わう。逆に申し訳なくなる。

「…………ただね、今回のことはやっぱり白倉クンが悪いんだよ」

 しかし、流河は吾妻の前にしゃがみ込んで、吾妻の予想に反することを言った。

「気を持たせることをキミが頼んでもいないのにしちゃって、それをなあなあにするっていうのはさ、やっぱり向こうの非なんだよね」

「…白倉が悪いってこと?」

 吾妻は流河に問いながら、胸がざわめく気分を感じる。

 なんだろう。自分が憤っていた時はさもそれが正しくて、正義のように思っていたのに。

 同じ理由なのに、自分以外が彼を責めると、とても嫌な気持ちになる。

「そうじゃないよ」

 流河は、ふっ、と視線を和らげた。

「白倉クンにもよっぽどの事情があったんだよ。

 キミにまだ話せない、大事ななにかが。

 言ったでしょ? 彼らは過去に多々ありすぎで、それを一朝一夕でわかりあえないし、普通話せないんだ。

 事情があって、そのためにキミにあんなことをして、でも、それはまだキミには言えなくて。

 白倉クンも苦しんでる。多分ね」

 流河の言葉が心に染み渡って、吾妻は俯いた。

 キミを信頼してないとかじゃないんだよ、と慰める声がするから、顔を上げて笑った。

「そういう意味じゃない。

 …ありがと」

 安堵に震えた声でお礼を言ったら、流河は眼を何度も瞬きしてから、「どういたしまして」と笑った。

「だけど、やっぱり礼拝堂のあれ、あんただったね」

「…あー、そうだ。やっぱ気づいちゃうよねー…」

「僕、聡い方だよ」

「だよね」

 流河はさほどしまったという顔もせず、呟いていた。

「あと、今、僕の真上に出現した力はなに? よく考えたらさっきも真正面にいきなり現れた」

「あ、俺ね、キミと一緒で二つ力があるんだ。

 もう一つが転移の力。わかる? テレポート」

「わかる。そうじゃなく、……僕との試合の時」

 使わなかったじゃないか、と吾妻が思わず問うと、流河は自分の頬を掻いて、恥ずかしそうに、

「いや、あの直前に俺ペナルティ喰らってさ、超能力の一つを使えなくする装置をつけられてたんだよ」

 と答えた。吾妻の脳裏に、先ほどの九生の顔が浮かぶ。

 気まずそうに頷いた九生の顔に浮かんでいた朱。恥ずかしそうな顔。

 あれは、よもや、今の流河と同じ意味の恥ずかしさでは?

 自分は恋愛絡みと早合点したが。

 そう思うと、肩から力が抜けた。

「まあ、使えたとしてもキミには勝てなかっただろうし。別にいいんだ」

 今はペナルティ解除されたから、と流河は言い、立ち上がる。

 吾妻はさらっと付け足された言葉に、嬉しくなった。

 自分の実力を認めてくれている。そう感じた。

「まあともかく、戻ろうよ」

「…うん」

 流河に手を差し伸べられ、吾妻は笑って掴んだ。

「あ、ごめん。自分で立って。手は離して。キミ重い!」

「あははは」

 とかなんとかやりながら立ち上がって、ふと周囲を見回した。

 流河も吾妻を追うことでいっぱいいっぱいで、見えてなかったらしく、ああ、と今頃理解した顔。

「ここって開かずの間じゃん」

「開かず?」

 吾妻は怪訝な顔をした。

 自分たちが立つ廊下には、扉が一つだけ。視線を右に向けると角で、左も角だ。

 目の前の扉は厳重に閉じられている。鎖とか、ガムテープとか板とかで目張りされて。

「俺達が入学する前からあるらしいんだよね。

 ずっと開かないっていうか、入るなーって」

「…どうして?」

「なんかね、聞いた話、昔の先輩が部活と称して超能力開発でいろいろやってた変な道具が転がりまくってるとか。

 たまに中に侵入するチャレンジャーがいるんだけど、絶対、子供になったり、動物の耳が生えたり、初めて見た誰かに惚れたり変な被害に遭って」

「…………それって魔法じゃない?」

「んー。でも、俺達の力もさ、結構『魔法?』って感じの人たちもいるし」

「まあ…」

 それに、現実、魔法は想像上のもので存在しないし、あえて言うなら超能力がこの世界の魔法。

 流河の言葉には、吾妻も同意する。つまり、その先輩は困った発明家だったのか。

 吾妻と流河は顔を見合わせた。

 にたり、と同時に笑う。

「入っちゃう?」

「入ってみたいねー。あんたの力なら開けないで済む」

「だよね」

 顔を近づけて、ふふふと笑って、頷いた。




 吾妻を探している最中、白倉はある廊下で電話を受けた。

 流河からだ。

「もしもし!?」

 吾妻が見つかったのか、と走ったまま息せき切って問うと、向こうからは沈黙。

「…? 流河!?」

 大声で呼んだが無言のままだ。思わず足を止めて、画面を確認する。

 通話中だ。

「りゅう」


『ごめん。開かずの間に来て。あのね、ピンチっていうか、俺的に最悪アンラッキー?』


 半分泣いてるんじゃないかという流河の声に、白倉は目の前が真っ暗になった気がした。

「…開かずの間!? ちょっと待っとけ!」

 吾妻もいるってことだろう。だから自分に電話したのだろう。

 にしたって、なんてところにいるんだ。

 そこは、七不思議になるほど、危険な場所で――――。


「吾妻!」


 扉は内側から開けられていた。

 白倉は息が切れたまま、中に足を踏み入れて、棒立ちになった。

「…あはは、ねー、…ほんとどうしよう、ねー…………」

 流河は青白い顔で、乾いた笑いを浮かべている。

「なんか、変な装置いじっちゃったみたいなんだ。吾妻クン。

 でもさ、これはさ、ちょっとさ」

 しどろもどろな流河の様子も目に入らない。

 白倉は目を見開いて、食い入るように眼前の人物を見ている。

 癖の強い黒髪。浅黒い肌。漆黒の瞳。薄い桜色の唇。

 自分よりかなり大きかった身体は、自分と同じくらいか、少し細い。

 前より狭く、頼りない肩。

 その胸元の、大きすぎる、豊満なふくらみ。


「………………………吾妻?」


 白倉は信じられない気持ちで問う。

 目の前の、誰が見たって文句無しのワイルド系美女は、引きつった顔で頷く。

「…白倉、ごめん。…あっ、声本当に高…」

 吾妻と同じ言葉。自分と顔見知りの様子。

 第一、彼女の足下にあるのは吾妻の鉄下駄だ。

 服装は、吾妻の着ていたシャツとズボン。そのうえから、流河が自分のパーカーで包んだらしいが、ナイスバディすぎて逆にやらしい。

 そしてその声、女にしては低い方だが、男ではありえない高さ。


「………………………………ちょっと待って。

 ……泣けてきた」

 白倉はその場にしゃがみこんで顔を覆う。

「だよね。泣けちゃうよね。なんか……」

 流河は座り込んだまま、疲れたように笑って、俯いた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る