7話 五歳なので始まることが多い
あの風邪から脱し、俺は今、勉強してます
「マジでめんどいっ!」
「アーベル様、何を言ってらっしゃるのですか!これはあなた様のためのお勉強なのですぞ?!」
……眠い、この勉強、眠すぎる、前世では学校の授業で先生の言ったことを一語一句見逃さずにメモしていたというのに…異世界になった瞬間、つまんなすぎるっ!
なんだこんなこと覚えなきゃいけないんだよ、地理とかは役に立つけどさ!
俺は諦めて勉強するしかないのか!?そんなのつまんなすぎるだろ!
でも俺はヒーローを目指してるもんな…ここで勉強つまんないやだやだと駄々をこねるのは俺の理想となるヒーローはするのだろうか?いや、しない…ふん、これは我慢してやるしかないんか…もう頑張っちゃうもんね
「……わかったよ…やるよ…」
やべ、めっちゃ弱々しく言っちゃった、俺元気無さすぎぃ!もっと元気だせー?俺
「おっ、本当ですかアーベル様、アーベル様なら最終的にはちゃんとやってくれると思っておりました」
てかこの先生めっちゃ歳取ってそうだな~、何歳なんだろ、えぇー?でも60とかいってそうじゃね?そんなかな?
あ、やば、めっちゃどうでもいいこと考えてたら先生の言ってること全く聞いてなかった
「~、ということなんですよ、アーベル様わかりましたかね?」
「うん、全然聞いてなかった」
「な、なんですって~!?!?!?」
驚きすぎでしょ、ズコーってしてるやん、いててちゃうねん、なんかしらのアニメみたいなリアクションとってないでキリッとしてくれ
内心強気で行きますよ
「もう一度説明しますよ!」
「はーい」
「疲れた」
圧倒的疲れ~、確かに学べたけど普通に疲れた~、なんか可愛い女の子とかが教えてくれたらやる気でるんだけどなー?
それはちょっと子供の考えることじゃないか、ヒーローもそんなこと言わないか…俺それっぽくなさすぎるやん?
まぁまぁ、ヒーローになるって言う?その目標があれば、誰だってヒーローになれる、努力すれば、多分、知らんけど
普通に人の助け声聞くよりお勉強の方が疲れたな、なんでだ、普通能力とかってめっちゃ疲れるとか頭痛がするとかあるじゃんか、まぁ確かに疲れはするけどお勉強の方が頭疲れるってなに?一からやんのダル過ぎるんだよな
多分だけど転生して記憶持ったままで、大人の状態で一からの勉強するのがダメよな、確かに子供ではあるからめっちゃ記憶に残るし覚えれてるんだけど、疲れる、今んとこはマイナスやね、後々プラスになるんだと思うけどね!!!
まぁそんなこんなで今日も勉強しましたけど、ヒーローは力、パワーこそ正義、己の力を鍛えていくぜっ!
心の乱れは力の乱れ、こんなにも愚痴みたいなこと言っていたら力が落ちる!だから俺はこれ以降悪口的なのは言わない!できる限り、最低限にだけど、多分できる、知らんけど
俺は空気を殴り続けるぜイェーイ!
空気を切る音がちゃんとするぜ!シュッシュッシュッって感じ、やっぱかっこいいねぇー、俺
この?力を鍛えるって、目に見えたり音、数字で成長が分かるからいいんだよね、筋トレとかも数字で分かるじゃん?今はここまでできるようになったんだってちゃんとわかるから楽しいんだよね
でも俺そんな筋肉とか筋トレに詳しくないんだけどね!
終わり!眠い!お疲れさまです!ヒーロー大好き!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます