ヒーローに異世界でなる!~転生したならヒーローになる!~

ひまち

初めの話

1話 俺が憧れたモノ

「ぼくレッドになりたい!」

 そう言ったのはいつだったんだろう、もう覚えてないくらいには昔だったはずだ

 やっぱり保育園のころからなのだろうか

 俺は他の奴らと違って、好きになってから、一年、五年、十年、二十年、どんだけ月日が流れても、ずっと好きなままだ

 みるのも楽しいけど、やっぱりなってみたい、正義とはなんなのか、そんなのヒーロー次第だ、俺は憧れてるヒーローが白を黒だと言ったら黒に塗り替える気持ちでいる。

 なんでここまで好きになったのだろう、好きと言うか、一種の執着みたいなものだ

 ヒーローだから、人を助けなきゃ行けない、そんな気持ちでもいない

 ただただ、ヒーローが好きなんだ、ダークヒーローもかっこいいからダークヒーローでも良い

 でも、ヒーローだから、ヒーローになりたいなら、人を助けたいという気持ちはある、どんな手段をとってでも目の前の人を笑顔にさせたい

 一人を救うために色々した結果、世界がめちゃくちゃ、それだっていい

 だってヒーローとして一人でも助けたんだから

 俺のヒーロー像は一般的な人とはちょっと違うんだ、人を助ける、平和を維持するためのヒーローが好きなんじゃない

 なんでかは俺ですら詳しくわかんないし、言えない、感覚なのだろうか

 とても昔に、なぜか心惹かれるものがあったことは覚えいるんだ

 運命だと思ったんだ、赤い糸で繋がれてると思ったんだ

 ヒーローと俺は、愛し愛されの関係だって思ってたんだ、俺はいつでも、ピンチならヒーローが来てくれると思ってたんだ


 でも、現実はそうはいかないみたいで

 ピンチな時でもヒーローはこなくて

 死にかけの時にもヒーローは来なくて

 なんでこないんだろう、そう思っても、この世界はヒーローはいないんだって

 絶望を叩きつけられて、暗闇に沈んで

 泳げなくて、ただ苦しいままが続いて

 泣こうと思っても泣けなくて、ヒーローは泣かないしね

 ずっとずっと闇にしかみえなくて

 俺死んだのかなって納得してきて

 ヒーローに頼る考えもなくなってきて

 意識が途切れていった



「ん、んぁ」

 あれ…?なんだ…夢、か?

『あ、目、覚ましたの』

 そう問いかけて方のは黒髪ロングの、男性……?女性の可能性もあるな

「え、えーと?」

『そうだよね、目覚めたばかりだとわかんないか』

 誰だろ……

 はっ、もしかして…ヒーロー?

 でもレッドではなさそう、ブルーか?

『戸惑ってるようだから自己紹介』

『僕は神様みたいなもの、正確に言えば神様の使い?』

『君が好きな……えーと、ヒーロー?ってのじゃないよ』

「は、え、あ、そ、そうすか」

「え?神様?」

 様……み様……神様!?

 は、えっ神様?やば、え?

 ん?でも使い?天使的な?

『あーごめんね?まぁここはー、君からすると死後の世界』

「し、しごのせかい」

『そうだね、君は死んだ!そして転生してもらう』

 いきなりすぎる……

「え、俺しんだ?」

『うんうん、君はしんだ』

祭橋陽無羽さいばしひむは、39歳、175.6cm、~~~~~~』

『これが君のザックリとしたプロフィール、君の死因は餓死』

『なんで餓死なんてしちゃったんだろうね?w絶対空腹なんてわかるのに』

「煽ってるんすか…?」

『いやー違う違う、そんな貧乏ではないのに餓死ってことが面白くってさ』

 この神うざ、てかさっき転生とか言ってなかった?

「あ、それで転生って……?」

『ん?転生は転生だよ』

『君は死んだ、けどマジで餓死ってとこ気に入ってさ、別世界で生まれた場合の君の死に方をみてみたくなって』

 ……マジでこの神神様でいいのか?

「そんな理由で転生ってできるもんなの」

『うんうん、できるよ、だって僕が使えてる神様めっちゃ偉いもん』

「お前が偉いわけじゃないんだ」

『そりゃーね、僕も一端の神の使いだから』

「神の使いってのは偉くないもんなのか」

『んー、神様よりかは偉くないね』

『でも君たち人間よりめーっちゃ偉い存在ではあるかな?』

「そうなのか…転生のこと詳しく教えてくれないか?」

『詳しく、ねぇ』

 神の使いとやらの黒髪ロングは少し考える素振りをみせた

『そうだね、君が元いた世界とまた別の世界、そこに君の魂を送り込み、新しい生命になってもらうんだ、君にね』

 俺は、日本にあったラノベとやらはあまりみたことがない

 俺がみていたのは特撮の戦隊物だとかがほとんどだった、だから転生とかそういうのには詳しくない、でも、異世界転生?とやらは特殊能力が得られるらしい、それが一般的だと

「……あの」

『どうしたのかなー?』

「その、転生とやらをしたら、ヒーローになれますか…?」

『ヒーローに?』

『なれるかは君次第だと思うけど、能力的な?変身できるようにならないか?』

『そういうこと?』

「そ、そうだ、転生したら、ヒーローになれる能力とか手に入らないのか?」

『うーん、そんな予定はなかったんだけどな、面白そうだから~、んー何かしらの力は与えてあげるよ』

 おっ、この神様結構やさしめか

 まぁさっきの煽り行為はイラついたけど

「何かしらってなんだ?」

『えぇー気になる?』

「気になるのが普通だろ」

『んーとね、じゃあ助けを呼ぶ声が聞こえる能力とかあげるね』

 変身できるとか強化するとかじゃないのかよ……

「そんだけ?」

『そんだけって、ヒーローになるには人々の助けを呼ぶ声が聞こえなくちゃ始まんないでしょ!わがままいわないでよね』

 まぁ確かに……それも重要か…

『強くなれるかとかは今から送る世界魔法もあるし自分で努力してね』

『僕が期待してるのは君の死に方、だからさ』

 そう言った黒髪ロングは笑顔で手を振ってきた、その瞬間、司会が暗転した





 読んでくれてありがとうございます

 そんな文章を書く能力はないですが、これから頑張って投稿したいと思います!

 よろしくお願いします!

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る