星彩の召喚札師ⅩⅤ

あとがき

　星彩の召喚札師を最後まで読んでくださりありがとうございます。作者です。

　かつて、この作品の前身と言える作品とその後続作品を書き、今一度それを再構築して新たな一歩をというコンセプトでこの物語を書き始めました。

　正直言うと、今回の終わり方はこのⅩⅤを書いてる途中でやっと決まって、そして形にしたという経緯があります。それだけ私にとってもこの物語がどう終わるか予想がつかなくて、でもただ戦いで終わるとか、大団円みたいなのは何か違うなーと思い続けてたから、その点では上手くやれた……と思います。

　とはいえ、分割して十五冊分、過去最長作品というのは振り返ると自分でもよく書き終えたな……と、そこは褒めてあげたいところです。

　この物語を書いてる間に個人的な事で色んな事があったり、変わったりして、それで遅れたり早まったりを繰り返してやっと終えた。

　ひとまず星彩の召喚札師はこれにて閉幕ですが、いつの日か十五年前のクロスの物語や、若き日のデミトリアの物語、そしてこの物語を終えてからのエルクリッドの物語、まだ見ぬ新たな世代の物語、といった新たなものを生み出すかもしれないので、期待せずにお待ちくださいませ。

　改めまして最後まで読んでくださり、心より感謝致します。また、いつか。

2025年7月1日、作者くいんもわ記す。