あと2点で全国模試1位になれたのに大学進学を断念した話。

以前から、この作者先生の、壮絶すぎる半生には、涙無くして読めない程でした。

この作品では、以前より、随分、客観的に御自身を見られて書いておられるので、初めて読まれた方でも、御理解が、し易いかと、思います。

畢竟、誌歩子先生は、この私から言わすと、間違った医者に、間違った診断を下され、間違った投薬を受けさせられたのでは？と思っていますが……。

医者でも無いアンタが、勝手な事を言うな、と叱られそうですが、現実の所、今の日本の精神医療の闇を、もろに、受けられたように感じます。

誌歩子先生が良かったのは、東大でのギフテッド講座を受けられた事でしょうか？

ギフテッド、とは、本来、神からギフト…続きを読む

作品を読んで、僕は、衝撃を受けました。閉鎖病棟を潜り抜けたけれども、本人は自覚はないが、功績から見ても、天才的。しかしその裏で、人一倍の苦労をしている。作者さんは、自分ではなく、他の天才に、触れていますが、いずれも、不幸せだと言っています。天才の裏を見た感じがしました。僕も、閉鎖病棟を潜り抜けた一人ですが、ここまで、すごくないです。