卒業旅行はサイクリングで【凝縮バージョン】
ムーゴット
第零話
【小学校の卒業式の翌日、
あたし達クラスメイト仲良し6人は、サイクリングに出かけたんだ。】
※【この括り】は、主人公=
(リュックのファスナーを閉める音)ジュルルルル
(スニーカーを履く音)キュッ、キュッ
「もう、出かける。いってきまーす!」
「
【楽しいサイクリングのはずだったのに。】
(踏切の音)カン、カン、カン、、、、
【男の子たち3人は、踏切で動けなくなったおばあさんを、
何とか外へ出そうと、もがいている。】
「
「
女の子3人
「わかった!!」
【ふたりは、踏切待ちの車に向かった。
あたしは非常ボタンの前へ。】
【パニックってこういうこと!?
頭がグルグルして、信じられないくらい声が大きくなるよ。】
「これって、押しちゃダメなのじゃないの!?」
「今は押す時!押せ!
「か、かたい、押せない!」
「
「
「
「ダメだよ、3人がかりで、やっとおばあさん、支えているのに。」
「いや、まず押した方がいい。僕が行く。」
「
「走れぇ!
「かたいよ、無理ぃ、、、でも、
あたしが押さなきゃ、あたしが押さなきゃ、あたしが押さなきゃ、」
【こんな時こそ、AIに聞いてみよう。
アプリを開いて、、、】
「間に合わないよぉぉぉぉ。」
「みんなが死んじゃう、みんなが死んじゃう、みんなが死んじゃう、」
【スマホをギュッと握り直して、ボタンに狙いを定めて。】
「いっけぇぇぇぇ!」
(スマホの打撃音)ガン
(ここまで、継続して踏切の音)カン、カン、カン、カン
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