あの日の空と キミとボク
みぃ
おなじ空をみていた
あの日の空と、キミとボク
美しい空にであう
軽やかに空をかける
風
懐かしさのように
そっと頬をなでる
風に流れる 雲
ゆったりと形を変え
どこまでも自由で
ためらいを知らない
2つ あらわれるひこうき雲
白い線が、青をたどる
まるで
キミとボクが
隣を歩いたあの日々
見つめあっても
触れあうことはなくて
交わることのない
その白い軌跡
やがて消えてゆく
はかない美しさ
それは
まるであのひの
キミとボク
それぞれの夢を追い
同じ空を見上げたけれど
手を取りあうことはなく
ただ、同じ時間を
共有していた
それでも
今も心に
やわらかな光を残す
遠い空の出来事なのに
なぜだろう
こんなにも優しい気持ちで
つつまれている
キミが
しあわせであるようにと
風に祈りを乗せて
私は今日も
あの空を見上げる
あの日の空と キミとボク みぃ @miwa-masa
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