10.圧倒的記憶力
「世界で一番長い名前のものは?」
「ガンマラカントゥスキトデルモガンマルス・ロリカトバイカレンシス。これはある動物です。Rhoshandiatellyneshiaunneveshenkescianneshaimondrischlyndasaccarnaerenquellenendrasamecashaunettethalemeicoleshiwhalhinive’onchellecaundenesheaalausondrilynnejeanetrimyranaekuesaundrilynnezekeriakenvaunetradevonneyavondalatarneskcaevontaepreonkeinesceellaviavelzadawnefriendsettajessicannelesciajoyvaelloydietteyvettesparklenesceaundrieaquenttaekatilyaevea’shauwneoraliaevaekizzieshiyjuanewandalecciannereneitheliapreciousnesceverroneccaloveliatyronevekacarrionnehenriettaescecleonpatrarutheliacharsalynnmeokcamonaeloiesalynnecsiannemerciadellesciaustillaparissalondonveshadenequamonecaalexetiozetiaquaniaenglaundneshiafrancethosharomeshaunnehawaineakowethauandavernellchishankcarlinaaddoneillesciachristondrafawndrealaotrelleoctavionnemiariasarahtashabnequckagailenaxeteshiataharadaponsadeloriakoentescacraigneckadellanierstellavonnemyiatangoneshiadianacorvettinagodtawndrashirlenescekilokoneyasharrontannamyantoniaaquinettesequioadaurilessiaquatandamerceddiamaebellecescajamesauwnneltomecapolotyoajohny。1019文字です。これはある女の人の名前で、ギネスに登録されました。タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ。これはニュージーランドの地名で、世界で一番長いです。あと……」
「も、もういい!分かった。十分、わかった!お前の凄さが超分かった。うん。だからもういい!」
うん。よく伝わったらしい。
「それにしても奇遇だな、こんなところで出会えるなんて……。あ、ここあたしの家」
スマホをとり出してマップアプリをひらき、指で示す。
ここか……。
「瑠璃ん家はちょっと遠いかんな……。そーだ!あたしの小学校の頃の同級生、西里律ってやつがいるんだけど、その家、病院やってんだ。なんかあったらそっち行ってもいいぞ。ちなみに律はここに家がある」
そう言って、ふと何かを思い出して足元の段ボールに手を伸ばす。
「あ、これ学校で配布されてるノートな。渡すの忘れてた」
表紙が青と白のノート。よくある4ミリ方眼のノートだ。
「ありがとうございます」
「お前のことだから何書いてもいいし、宿題やんなくてもいいぜ。よし、教室戻るか!」
元気な先生に、少し大きな声で答える。
「はい!」
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