友人三人の不思議談

怪談・奇談、オカルトやホラーがかなり好きな自分。霊感はまったくないのですが、少しだけ怖くて不思議な体験をしたことがあります。また、友達や家族、親戚が体験した話を書きたいと思います。


〜友人3人の不思議談〜

あれは友達と函館に遊びに行った時だった。

函館の病院に勤めている友人が、職場の技師さんを誘って近くに4人でドライブした。

友達Mさん、友達Oさん(病院勤務)、同病院に勤めている技師のK君。そして私。

食事休憩した時に、ふと私が提案した。

「皆、なんか不思議な体験したことあります?あれば、ひとつずつ話してみませんか」

もし、ちょっとでもあれば聞いてみたいなと思っていたら、3人が3人ともあると言う。


まず、Oさん〈亡き父の幽霊〉

Oさんはお父さんを小さい頃に亡くした。

それからずっとお母さんに育てられたのだが、物心つくようになってから時々お父さんの姿を見たという。何か話しかけてくるということはなかったそうだが、少し離れた場所から静かにOさんを見つめていたそうだ。

子ども心に、お父さんがいるなと思っていたらしいが、怖いとは思わなかった。

大人になるにつれ、見なくなったそうだ。


Oさんの奇談は他にも、〈ドッペルゲンガー〉事件がある。これはまた書くとする。


Mさん〈雲の上を歩くひと〉

神も仏も、占いの類も信じないMさんだが、

びっくりするよな話をした。

いつ、とかどこで、とか何も説明していなかったが、とにかく

「雲の上を人が歩いてるのを見たんですよ。

ほんとに。雲の上をね」

、、、えっ(・・;)

到底信じられない話だが、私は信じる。


最後にK君〈小人〉

それを話すまでK君は、しきりに躊躇っていた。こんなこと話していいのかな、いや、俺ほんとにね、信じてもらえないと思うんですけど、、、と。

K君が小さい時のことだ。寝ていると、ふと目が覚めて何かの気配を感じた。

それは棚の上のほうで、薄目を開けてそっと視線を向けると棚の上に何者かがいて。

それは、棚に座って足をぶらぶらさせている。

それを見た瞬間、K君は凍りついた。

「あれは小人なんです。小人を見たら死ぬ、って知ってたから、見ちゃいけない、見ちゃいけないって、、、だけど追い払わなきゃ、とおもって」

K君はぎゅっと瞼を閉じたままでいたが、我慢の限界になり、

「誰だ!!」

思い切り起き上がり、声を上げた。

......小人は消えていた。


※※※


以上が実際私が友達から聞いた、実話である。

私が話した怪談は、また(^ ^)。

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プチ怖バナシ asumi @asumi25

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