絵画の値段を訊かれても答えたらいけないよ。

主人公の犯人はルーティンにこだわり、絵画の値段を尋ねることで、絵画の見えやすい正面の位置に被害者を誘導することで、犯行に及び続けていました。

それは犯人にとっては決められた順番の一つでしかありません。

救出される被害者もいれば、そうでない者も。
それでも犯人は自分のペースを崩すことはありません。

狂人の理屈は理解できない、そう解釈できる作品かもしれません。