心霊スポットかパワースポットか。不運な男と人外青年の「非」日常譚
- ★★★ Excellent!!!
どうにも運の巡りの悪いサラリーマン・間さんと、霊や念を主食とする人外イケメン『オマエ』くんによる、ちょっと不思議なオカルトスローライフを描いた物語です。
都会から左遷されてきた間さんが、古書店『お伽堂』でオマエくんと出会ってからの日々を、季節の流れとともに追っていく構成。
その時期ならではの行事ごとや、そこに絡む人と人ならざるものの念や情は、日本人ならばすっと馴染んで腑に落ちるものばかり。
『寄せ付けやすい』体質の間さんと、間さんに寄ってきたものを捕食するオマエくんは、まさにWin-Winの関係性。
マイペースな人外理論で突き進むオマエくんと、常識ベースでツッコミを入れる間さんとのやりとりがとても楽しい!
間さんに懐いたぬいぐるみ『テディ』や元勇者だという店主も良いキャラで、境界線なく不思議なものたちと同居する、日常と非日常の狭間にいる感覚が心地よいです。
1話1話が短く、毎回学びや笑いが織り込まれており、さくさく読み進められます。
ずっと読んでいたくなるようなお話。おすすめです!