夢は叶う
Iloha
第1話
今から私は実にくだらないことを書く。
しかしこれは真実だ。
「大丈夫かな、この人」
とお友達とお笑いになっても構わない。
私は最近ショックを受けた。
「最後の砦が…!」
キアヌ・リーブスが結婚してしまった。
Sex is not Love.
彼の言葉だ。
(Instagramで教えて貰った教養のない
47歳だ)
しかし、この言葉の深さたるやどうだ。
もう全てを委ねたくなるような深遠な
人生観だ、哲学だ。
人を愛するとはなにか。
愛されるとはなにか。
宇宙とは、命とはそこまで感じさせる。
よく日本へおひとり様で来るという。
可能性は0ではない。
ラーメンを愛し、1人で食べると。
そう、可能性はある。
白状する。
私はあまり甘えてこられなかった人間だ。
なので、今は少し敬遠されがちな
「シンデレラ願望」
というものを抱いている。
朝はゆっくりベッドから抱き起こして
貰いたい。
もうなんならお風呂から着替え、
髪を整えるくらいまでして貰いたい。
夜は私が眠るまで優しく額を撫でてほしい。
メイドなのか、執事なのか。
はたまた王子様なのか。
なんか色々混じっているが、
とにかくそういうものの象徴が
キアヌ・リーブスだった。
少しの失望を抱えているが、私は知っている。
この夢は必ず叶う。
そう私が100歳くらいになったら叶う。
発言に勇気がいる。
「お世話をして貰うようになったとき」
それは叶う。
ケアワーカーに、
出来ることが少なくなった私を委ねる。
なにか古語の「あはれ」も感じる。
threadsで一年前、この願望を語った。
「お姫様だっこも叶いそうですね」
ますます確信を得た。
やはり夢は叶う。
間違いない。
願わくは今すぐでも構わない。
Iloha
ここにカムアウトする。
私は勇者である。
夢は叶う Iloha @Iloha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます