第6話  幸せになりたい

マレーヌが「メアリーさん。あなたに会いたいって人が居るんだけど」とメアリーを呼んだ。


メアリーは、ラウディに呼び出されて「もう、虐められたくないし、掃除当番をしていて分かったんです。私には居場所が無いんだってことを」とラウディに今の気持ちを伝えた。


ラウディが「そうか?ごめんなさい。僕が居ながら何も守ってあげられなかった僕を許してくれ。戻って来てとは言わないけど、もし気が変わったら両親に紹介したいんだ」とメアリーと一緒になる事を決意していた。


マレーヌが「メアリーさん。どうするんだい?もし、居づらかったら何時までも此処に居て良いんだよ」とメアリーに優しい言葉を掛けた。


メアリーが「そうですね?お陰様で助かりました。もし良かったら靴磨きをしますので、お題は無料で良いです」と笑顔を見せた。


マレーヌが「折角やって貰うんだ。お代は払うよ」とメアリーを人間として大切に歓迎してくれているように思えて、すごく嬉しく感じた。


靴磨きをして、ピカピカに磨いた靴を乾燥させて、マレーヌ達の靴を返した。


マレーヌが「ありがとうね?家の娘みたいで、何だか嬉しいんだよね?」と優しい笑顔を見せた。


そこからマレーヌ達の紹介で、アレンと一緒になっていつまでもいつまでも幸せに暮らした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

街角ラプソディー 影山 みはつ @mihatsu1865

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ