第2話  声を掛けられて

ある男性が、帽子を脱いで「あの、此処で働いているのは君なんだね?名前は?」とメアリーに声を掛けた。


メアリーが「私は、メアリー。此処のガルステアバーナで靴磨きをして働いています」とお辞儀をした。


その男性が「僕は、ラウディ。メアリーさんは、働いて居る何て偉いじゃないか」ととびきりの笑顔を見せた。


メアリーは「はい。お褒めの言葉、ありがとうございます」と汚いドレスの裾を持ってお辞儀をした。


ラウディが「そうだ。僕、ここら辺に住んでいるんだけど、一緒に映画でも見ないかい?」とメアリーを映画に誘った。


メアリーは「ありがとうございます。でも私は、お金がないんです。それに汚いドレスしか無いですから」とラウディに話をした。


ラウディがしばらく考えて「そうか。残念だね。僕の家に来れば、綺麗なドレスを着せてあげられるのに」と何故か、メアリーに対して残念そうにしていた。


メアリーは「あの、そんな私でよろしいんですか?孤児の私なのに」とラウディに遠慮をして居た。


ラウディが「君だから良いんだよ。さぁ、行こう」とメアリーは靴磨きの道具を持ってラウディの家に向かった。

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