第3話  交流会

登山をする前に、職場の交流会があり参加する事になった、さつきは「えぇーっと、この交流会を機に皆様の交流が良いものである様に願って居ます」と堅苦しい挨拶になって居た。


そこに友人の由季が「そんな堅苦しい挨拶で良いの?何かつまらない」とさつきに話し掛けた。


さつきが「どうせ、良いじゃない。挨拶何だし」と由季に横槍を入れた。


由季が「まぁ、良いけどね」と話をしては皆で交流会をしたのが始まりで、さつきは皆が楽しみにして居た山登りを辞める事になってしまった事が残念だなと心から思って居た。


山登りをするに当たり、さつきにも気になって居る人が1人いて、高野 優斗と言う凛々しい顔付きの今どきのイケメン男性をこよなく愛して居た。


優斗が「あ、さつきさん。僕、さつきさんと山に登れるのが嬉しいです。良かったら、連絡先を交換しませんか?」と名刺をお互いに交換し合ったが、さつきは優斗さんには好きな人が居るのではないかと言う不安があった。


その為、さつきは一歩下がって前に進むのを辞めてしまった。


由季が「良いの?優斗君、他の人に取られちゃうよ?」とさつきにそれと無く訊ねると、さつきは「良いのよ。どうせ、叶わない恋かも知れないし」と由季に返事をした。


由季は、心の中で勿体無いなとさつきと優斗をチラチラ見て居た。


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