9月某所温泉の出る河川キャンプ場にて~幼馴染から一線を越えるためのラブ・キャンプ…~【ASMR】

兎森りんこ(とらんぽりんまる)

第1話 幼馴染とふたりで河川温泉キャンプ場へ!


 //SE 朝の気持ち良い雀の鳴き声

 //SE 車が停まる音


 //SE 車のドアを開けて閉める音(主人公が車から降りる音)


 //SE 玄関が開く音(幼馴染が玄関から出てくる音)


 「おはよう~! 今日のキャンプ、楽しみにしてたわ。レンタカーまで借りてきてくれてありがとね」


 //SE バタバタと駆け寄ってくる足音


「わぁ、素敵な車じゃない~! 嬉しいな。家が隣同士なのに、車でお迎えなんて……なんか変っていうか……特別? な感じがするわね、ふふ」


 //SE 車のまわりを歩く足音

 

「荷物は後ろに積めばいい? あ、ありがとう~じゃあ~助手席失礼しまぁーす」


 //SE ドサリと荷物を入れる音

 //SE 車に乗り込みドアを閉める音

 //SE 車が発進するエンジン音


 //SE スマホでBGMをかける


「いい天気よね~。キャンプ前の、長距離ドライブだけどよろしくね。ナビも準備万端で、あなたにしてはすごいじゃない? ふふふ」


 //SE 車の音

 //SE 車内のBGM


「ねぇ最近ね、美味しい珈琲豆を手に入れて淹れてきたの。うん、ポットに。一緒にドライブしながら飲みたくって。ちょっと待ってね」


 //SE 珈琲をカップに注ぐ音


「はい、どうぞ」


 //SE ずずーっと珈琲を飲む音


「美味しいでしょ? よかった。チョコやガム、ミントタブレットなんかもあるから欲しかったら言ってね。ドライバーさん」


 //SE スマホ着信音

 

「あなたの電話ね? 停まって話してね」


 //SE ハザードランプの音

 //SE 電話を終えて、車を出す音


「何かあったの? え? サークルのみんなが来られなくなった? 昨日、みんなで行った定食屋で食中毒~? 全員? 嘘でしょ……ううん、そんなことより、みんなの容態は? うん……それならよかった。皆さんお大事にしてくださいねって伝えておいて」


 //SE はぁ~と彼女のため息音


「仕方ないよ~食材はあなたが持ってくる係だったのよね。テントは向こうで借りるのね? そう……なら足りないものはないかしらね」


 //SE 車を走らせる音


「私は参加させてもらうだけで準備も何もしてなかったから、落ち込むのは、あなたでしょ? え、そんなことないって……? ……落ち込んでないならいいけど……ま、まぁ二人きりでもキャンプは楽しめるわよね……二人きり……になっちゃったわね」


 //SE ドキンドキンと胸の高鳴る音


「ほらぁ、私達が今度は事故ったら困るのよ。運転に集中! 集中!」


 //SE しばらく運転が続く音

 //SE ブレーキの音


 //SE 自然の音


「管理人のおじさん、良い人だったわね。サービスでマシュマロもらっちゃった。ふふ、今日のキャンプ場は空いてるみたいね。最高~! 良い空気だわ。さぁテント設営頑張りましょ!」


 //SE 自然の音

 //SE バサバサとテントを広げる音

 //SE カンカンと金槌でテントを固定する音


「はぁ~二人でテントを設営するのも結構疲れるわね。荷物運びも頑張ってくれてありがとう。少し休憩しましょ」


 //SE 自然の音

 //SE 幼馴染が深呼吸する音


「さぁ、じゃあこのキャンプ場のメインイベント! この小さな川の川辺を掘って温泉作り! よね。もうちょっと頑張りましょ!」


 //SE 川の流れる音

 //SE 砂利を掘る音

 //SE 岩をどかして落とす音


「掘ると温泉が湧くから石で囲って、川の水と合わせて温度調整! それで私達だけの温泉の出来上がりってわけね~」

 

 //SE 川の流れる音

 //SE 砂利を掘る音


「もう~サボらないでしっかり掘ってよ? 夜になるまでには温泉にしたいんだから~」


 //SE 川の流れる音

 //SE 砂利を掘る音

 //SE 岩をどかして落とす音


「川を掘ったら温泉になるなんて素敵よね……あっ! お湯が湧いてきたわ!」


 //SE バシャバシャと彼女が水をかきまわす音


「ほら! えい! ふふっ 水びたしになっちゃうわぁ!」

 

 //SE 二人で水をかけ合う音

 //SE 幼馴染の笑い声


「きゃははは! はぁ~~でも、まさか私達以外、みんな全員来られなくなるなんて思わなかったし、こんなに温泉にするのが……大変だなんてね。二人だと……さすがに疲れるわ……はぁ」


 //SE 岩を落とす音


 //SE プシュッと缶の開く音


「あ、ずる~い! って私の分? ありがとう。ちょっと休もうか。大自然の中にキャンプに来たのに、二人だけで温泉掘って汗だくなんてね」


 //SE ごくごく飲む喉の音


「あ~美味しいっ!」

 

 //SE 大自然の鳥の声や、森の音


「良い気持ちね……二人っきりでの拷問みたいな温泉掘りだけど……そんなに悪くないかな」


 //SE 大自然の鳥の声や、森の音


「なんてね! さぁ~もう休憩は終わりよ! 穴場の時期を狙ってきたんだから、ほぼ貸し切りだもん。大きな温泉作るんだからねー!」


 //SE 岩を落とした水の音


 //SE 夕方を思わせるカラスの音

 //SE 川の音。


「……結局、あれだけ頑張ったのに、できたのはやっと二人が入れる広さのお風呂かぁ……誰かさんがもっと力があればなぁ。って、やだ本気にしないでよ! 頑張ってくれたの、わかってる。とりあえず、じゃあ水着に着替えようか。テントも一つしかないし、順番で着替えよ? あなたがお先にどうぞ」


 //SE ガサゴソ(主人公の着替える音)

 //SE ジャーッとテントのチャックの音(テントから出てくる音)


「あ……ふ、腹筋ちょっと鍛えた? えっエッチって、ちょっと見えただけじゃない。鍛えてるんでしょ? だから言ったんじゃない! もう~! 人を変態呼ばわりして! じゃあ着替えてくるから、先に入っててもいいわよ」


 //SE 川の音

 //SE ジャバジャバと温泉に入る音

 

 //SE 待つ間の森林音


「おまたせ」


 //SE 幼馴染がやってくる足音


 //SE ドキンドキン(主人公の心臓の音)

 //SE ドキンドキン(主人公の心臓の音)

 

「って、あ、あんまり見ないでよ。あ、でも……この夏のために買ったんだ、ビキニ……どう? 何が? じゃないわよ。感想よ! もう胸元ばっかり見ないでよ! む……そうね。見ないと感想言えないか……。じゃあ1分……いや30秒、見ていいわ」


 //SE ドキンドキン

 //SE ドキンドキン

 

 //SE 幼馴染の息遣い(ちょっと色っぽい)


「さぁ感想を言いなさい! ……えっ……可愛いし綺麗だし……色気があるって……褒めまくり……も、もう! 褒め殺しして、何か企んでる? でも……ありがと。わざわざ今回のために買った甲斐があった……な、なんでもない! じゃあ私も入る!」


 //SE バシャバシャと水の音。

 //SE ドキドキドキ

 

 「あっあったかーーい! あ~ん……きもちいいっ」


 //SE ジャバジャバと温泉に入る音。

 //SE 岩が転がる音


「でも狭い! って、あっ……ちょっとどこ触ってるの!? もうちょっとそっち行って! 狭いのわかってるけど……んんっ! じゃ、じゃあ、背中合わせになりましょう」


 //SE 体勢を変えるジャバジャバとする音。


「ん……うん……これでいい。全然……肩までなんかつかれないけど……あったかいね……」


 //SE 自然の音

 //SE 川の音

 //SE 温泉のコポポポと湧く音

 //SE カラスの鳴き声


「背中に……寄っかかってもいいって? うん……ありがとう……あなたの背中ってこんなに大きかった? ふふっ。ねぇ夕陽が見える」


 //SE 川の流れる音

 //SE 森林の音


「近所の公園で遊んでいた子どもだったのに、こんな遠くの河川温泉に車で来て、キャンプするような大人になっちゃったんだね……」


 //SE ジャバジャバと動く音。


「幼馴染だっていうのは、変わらないのにね……大学も離れちゃったでしょ。だから、あんまり会えなくなっちゃうのかなって思ってたの。え、だってお隣同士だって……時間帯違ったら、会えなくなるじゃない。……でも、なんだかんだ毎日会えてるから……嬉しいとは思ってるけど……今日も二人っきりで本当はちょっと嬉しかったり……」


 //SE バシャバシャと動く音


「あはは! なに言ってんだろう私!? ねぇ、お腹空いたねー! 完全に暗くなる前に、焚き火してご飯食べようか? え? もう少しまだ入りたいの? いいわよ……じゃあ、もう少し背中を貸してね……やっぱり背中おっきい……」


 //SE 幼馴染の吐息が近い

 //SE 静かな川の音

 //SE ドキドキドキ ドキドキドキ(主人公の心臓の音)


「え? 私も大きくなったって? どこの部分のこと言ってるの!? えっち!!」


 //SE バチン! と肩を叩く音

 //SE バシャバシャと動く音

 //SE カラスの鳴き声(アホーアホーと少しコミカル)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る