第2話 嫌われ者2
気づかなかったが、こいつはお金持ちらしい。
いや、お金持ちの子供かな?
周りを見渡すと所々高そうな家具などがおいてある。
そもそも部屋がとても広い。だかこいつの年齢や家族構成がわからないどうすればいいものか…
「そうだ!スマホ」
脂肪をタプタプさせながらスマホを探る
「あった!」
スマホを起動させる。指紋認証式のスマホだったのでパスワードは打たなくて済んだ。
スマホを操作していると。今の自分の名前は死んだ自分の名前と一緒の天道守と言う名前だということが分かった。
果たしてこれは偶然なのだろうか。
しばらくスマホを調べると、こいつの親はやはり金持ちだった。2人とも大きい食品会社の上の方の立場にいるらしく、たびたびこいつにお金や食べ物を送ってくれているみたい。
家族構成は、兄弟はいなく、母、父だけらしい。
「なんだこれ…」
メールアプリを覗いていると、たくさんの悪口が送られていた。優しく言うと
「お豚さんはおなくなり」
だ、ひどくない?
こいつは嫌われているのだろう。さすがにそう思わないはずがない、嫌がらせを受け頑張って勉強して入った、東条高校と言ういいところの高校に入ったものの、ひどい嫌がらせで不登校になってしまい、そのストレスで、もともとぽっちゃりだった体が余計太ってしまったみたいだ。
今は奇跡的に夏休みの入りたてらしい。親は出張でいなく。
今はこいつは一人暮らしっぽい。
夢だと思うようにしていたが。さすがにこんなに長い時間続く夢はない。僕がこの別の天道守になってしまったことを認めるしかないだろう。
…だめだ動きづらすぎる。
なにをしようにも脂肪が大量についているので、動きがやばいほど遅い。
…「痩せよう」
さすがにそう思った…。
嫌われ者に転生した。 @tsubodesu
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