第四十三話
本来であればD級からC級下位までの魔物しか出現しないはずのスガイダンジョンは、地下十二階時点でB級上位の魔物が出現する魔窟と化していた。
ただし、ここまでの地形には変化がない。
迷宮の形そのものは維持されたまま、出現する魔物だけが変化している。
“もはやD級なんて口が裂けても言えないな”
“お嬢たちがここまで全く危なげなく進んでるから勘違いしそうだけど、かなり危険なダンジョンになってるぞ”
“公表されてる地図は十五階までだっけ?”
“違う。十六階が最奥ボス部屋で、踏破済みの迷宮だったはず”
「あー……おまえら、マジ有識者だな。めちゃ詳しいじゃん」
地下十二階の通路を進みながら配信のチャット欄を確認したトールは、素直な感心を口から吐き出した。
“トールニキが意外に詳しくないんだよな”
“ゆーて掃除屋やってる限りは下層の情報なんて要らんしな”
「ねえねえ、こういう迷宮って、よくあるの? あんまり入り組んでないのに魔物だけどんどん強くなっていく、みたいな。普通に考えたら迷宮の難易度って、次の階段を見つけるまでの道の複雑さも含むんじゃないの?」
相変わらず鎧は着ないまま、聖剣を片手にのんびりと歩くティアがそんなことを言う。もちろんトールにではない。九条礼子と執事の柏崎丈一郎、それに視聴者たちに対する問いかけだろう。
「そうですわね。基本的には迷宮の難易度と魔物のランクは同じように上がっていくイメージですけれど、稀に迷路や仕掛けや謎解きの難度だけ高くて魔物のランクはそこそこ、というダンジョンもございますし、逆もございますわ」
「なるほどね、そういうダンジョンだったら、やっぱり宝箱とか秘宝とか、あったりするのかな? 魔物を倒したドロップよりはそっちの方がメインだよね?」
「そのように言われてますわ。私はチャレンジしたことがありませんので、詳しいことは判りませんが……」
“お嬢、謎解きに興味ナシ”
“魔物と戦うの専門だしな”
“
「人にはそれぞれ得意分野というものがありますわ! やはり迷宮といえば魔物! 魔物をこの手でしばき倒す! 魔核とレアドロップを得て、社会に還元する! これが探索者のスタンダードですのよ! おーっほっほっほ!」
石造りの迷路では九条礼子の高笑いがよく響いた。
当然というか、配信のチャット欄を確認する限り、九条礼子の主張はスタンダードというわけではなさそうだ。そもそも二人でダンジョンに入って戦闘をメインにする探索者の方が珍しいという。
「まあ、たぶんボクらも謎解き迷宮にはあんまり用事ないと思うよ。はっきり言ってボクは謎解きとか苦手だし、トールも面倒くさがりそうだしさ」
「そっすか? ニキさん、別に莫迦じゃなさそうっすけど」
撮影係の執事が普通のテンションで言った。褒めるつもりでも貶すつもりでもない、そう思ったからそう言った、という口調だ。
「んー、でもトール、面倒くさがりじゃん。配信の機材用意するのも面倒がってたし、謎を解いたら開く扉とか、妖刀で斬って開けそうじゃない?」
「やんねーよ。必要がなければ」
“必要があればやるってことかよw”
“確かにトールニキならやりそうだな”
“普通、迷宮の壁や扉を斬ろうって発想にはならんが”
「いや、まあ、扉の奥に死にそうなガキがいるって話なら、謎なんか解いてる暇はないだろ。宝箱なら諦めりゃいいけど」
「うんうん。ボクはトールのそういうところが好きだよ」
「俺はおまえのそういうところが若干ムカつくけどな」
「ええっ!? ひどいよ! 好意を伝えたのに!」
“これは草”
“ショックを受けるティアたんもかわいいよ”
“やむなしやろ”
“うーんこれはイーブン”
“八対二かなw”
「ちなみにニキさん、ティアさん。一から百までを順番に足していったらいくつになるか、すぐ判ります?」
「え? あはは……そういうのは、ボクはちょっと……」
「五千五十。百一が五十個になるから。なんかの動画で見た」
「そんなの、なんの役に立つんだよぉ!」
「今みたいなタイミングでドヤれるだろ」
“これは草”
“確かに”
“トールニキはお嬢よりは脳筋って感じじゃないねw”
などとやっている間に通路の向こうから魔物の気配。
取り決め合ったわけでもないが、なんとなく九条礼子とトールが交互に戦う流れになっていたので、今回はトールの出番だった。
暗がりの向こうから姿を現したのは、金色の毛皮に身を包んだ、全長二メートルほどの熊。本物よりデカいのか小さいのかは、ちょっとトールには判らない。
「オールドバーですわね!」
「B級上位のゴールドベアっすね。レアドロップのクマノイポーション、かなり
“執事、お嬢をガン無視するの草”
“まだ間違ってんのか”
“一回ゴールドベアに直ってたのに”
“うまあじ派は賢い”
“トールニキのこともトールニキって名前だと思ってるぞこれ”
“気づいてないと思うけど、チャンネル登録者三万人超えてるぞ”
“視聴者数も四万越えだ”
“おめ!”
“すげー! ダンジョン配信者ではたぶん最速だろ!”
“いや、チャンネル開設自体は結構前だから、最速にはならんと思う”
“でもすげーぞトールニキ!”
“おめ!”
“おめでとう!”
「あー……まあ、そういうのはあんま判んないけど、登録とかコメントとか、ありがとうございます。じゃあとりあえず、行って来る」
様々な偶然が重なった結果ではあるが、実際に四万人以上がトールの配信を見ていると考えると、さすがになにかしらの感慨は湧いた。
でもちょっと照れくさかったので、感謝を口にしたあとはすぐに黄金熊を相手にするため、鉄筋鈍器を担いで歩き出した。
ティアの視線と笑顔が生温かいのは、たぶん気のせいじゃないだろう。
◇◇◇
B級上位の魔物ともなれば、前世紀の現代兵器でいうなら装甲車と相対するような感じだろうか。トールは装甲車と戦ったことがないので判らないが、ゴールドベアの攻撃能力と速度は、地球上のあらゆる野生動物の常識を超えている。
そもそも熊というやつは軽トラックと正面衝突したら軽トラック側が負けるくらいの質量と頑強さを誇っているのに、それをモデルとした魔物ともなれば厄介さは言うに及ばずだ。乱暴に振るわれた腕はコンクリート壁くらいなら豆腐みたいにぶっ散らすだろうし、地を蹴って接近してくる速度は発射されたクロスボウの矢もさながら。
こんなものと一対一で戦うなんてのが、おかしいのだ。
そう思いながらトールは突進して右腕を振ってくるゴールドベアの冗談みたいな一撃を、さっと横にステップして避けながらぐるりと身体を旋回し、鉄筋鈍器で後頭部を殴りつける。当然、そんな攻撃では熊が怯むはずもない――のだが、魔力を乗せているので、ただの打突が、まるで杭打ち機の直撃だ。
現在のトールの魔力ではここまでの一撃が繰り出せるわけはないのだが、話は単純だ。動作に乗せる魔力を最小限に抑え、攻撃が当たる瞬間にだけ魔力を集中させている。無論、普通に考えれば探索者になりたてのやつができる動作ではない。
トールの魂を半分喰っている『妖刀』が、トールの動きを――魔力も含めて――自動的に最適化しているのだ。
避けて、予備動作、武器を振り、インパクト。
これら一挙動に魔力を十ずつ使うとすれば、この一連の挙動で魔力を四十使うことになる。しかし三の魔力でも避けられるならば七が余る。予備動作には魔力が要らない。武器を振る速度にも限度があり、インパクトの瞬間にのみ魔力を込めることができれば、十のインパクトが三十くらいに増やせるのだ。動作をより細分化すれば節約できる魔力の量がどんどん増える。無論、必要なところには使わねばならないが。
魔物にダメージを与えるには、魔力を含んだ攻撃が必要。
ならば他の全てでは魔力を削ぎ落とす。
そういう動きが、トールの肉体にインストールされていた。
後頭部を鈍器で殴られた黄金熊は、その威力で前のめりに転がってしまう。元々トールに接近するために突進していたのだから尚更だ。ごろんごろんと迷宮の床を転がった熊が身を起こすより、トールの次撃が速い。さっと接近し、耳の穴を狙って鉄筋鈍器を突き刺し、ある程度深くまで突き刺さった瞬間、鉄筋鈍器を蹴りつける。
九条礼子から投資された迷宮装具のコンバットブーツは、安全靴と同じように爪先に鉄芯――たぶんもっと硬い材質――が仕込まれており、鉄筋を蹴りつけた程度では靴が壊れるようなこともない。
ぐぢゃり、と――黄金熊の頭が裂ける。
無論、油断はしない。
戦えるとはいえ、トールが身にまとっている魔力の総量ではB級上位の攻撃を喰らうと非常にマズいことになる。なので攻撃が終わった瞬間には、とっくに熊の腕が届く範囲から離れていた。
周囲からの奇襲にも気を配りつつ、鈍器を肩に担いでゴールドベアが魔力の粒子と化して掻き消えていくのを確認し、その場に落とされた魔核を拾おうとして――なにか奇妙な小瓶が落ちているのに気づく。
「大当たりですわ! クマノイポーション! 豪運ですわよトールニキ様!」
でっかい声で喜びを表明する九条礼子にまだ慣れず、トールはちょっとだけ驚いてから、転がっている小瓶を拾い上げた。
魔力の結晶である魔核が落ちるのはなんとなく意味が判るのだが、こういうふうに液体の入った透明な小瓶がドロップするのは、結構意味が判らない。
“今回初のレアドロ!”
“つーか、マジで危なげなく戦えてるな”
“束ねた鉄筋でB級上位のゴールドベアをやれるの、かなりヤバい”
“攻撃がエグいんだよな。耳の中に鉄筋突っ込むとかw”
小瓶を魔法鞄に入れつつ、ティアが持っている携帯端末を覗いて見れば、なかなかの言われようだった。
「あー……感覚的には、真正面から殴り合ったらC級中位くらいで、たぶんもうキツいと思う。でも、わざわざ殴り合わなくても、避けて当てればいいだろ。それにわざわざ腹を殴らなくても頭殴れば効くだろうし、もっと言えば目ぇ刺せばいいじゃんか。なんか、そういう感じなんだよな」
“無茶を言いなさる”
“エグくて草”
“ティアたんとお嬢の見解も聞きたい”
「だとさ」
「はぇ? あ、ええ――そうですわね。間近で感じられるトールニキ様の魔力は、そこまで多いとは思いませんわ。C級探索者の中位から上位ほどでしょうか。危険を感じたらすぐ助けるつもりでいましたのに、全然危なげないんですもの」
九条礼子が一瞬答えに詰まったのは、ついさっきのトールの戦闘を思い返してか、にこにこしながらステップを踏んでシャドーボクシングをしていたからだ。黄金熊の突進に対して自分ならどうするかをシミュレートしていたらしい。
「たぶん、もうちょっとイケるよ。もし怪我してもボクが回復魔法使えるし、危なくなったらボクが助ければいいしさ」
「戦闘狂の集まりかよ」
「ニキさん、ニキさん、俺は違うっすから」
執事が他人事のように味方をしてくれたが、他人事のようだったのであまり嬉しくなかった。とはいえ、トールとしても無理そうなら無理をするつもりはないので、今のところは問題ない、と言えてしまうのが厄介である。
「あっ、そういや、うっかり鞄に入れちまった」
ふと思い出し、ゴールドベアのレアドロップであるクマノイポーションを魔法鞄から取り出し、少し迷ってから執事の丈一郎に手渡した。
「クマノイポーションは大抵の病に効く万能薬ですのよ。市場価格だと最低一億はカタいですわね。研究用に確保するか、迷宮庁に提出するか、オークションに出すかというあたりでしょうか。研究用であれば、九条で買い取りますわ」
「あれ? アンセムの人たちを助けたときに倒したドラゴンのレアドロップより、そのポーションの方がずっと高いんだね?」
不思議そうに言うティアだったが、これについてはトールでもなんとなく理解できる話だった。一般論として、物の価値は市場が決めるからだ。
「竜鱗を欲しがるやつは探索者に限られるからじゃねーか? よく知らないけど、ああいうレア素材って自由売買できなかったはずだったと思うけど」
「自由売買?」
「あー……なんだっけな、迷宮産出物に関しては、完全に自由な売り買いを許してると結構ヤバいことになるとか、なんかのニュースで見た」
経済についてトールは詳しくないのでうろ覚えの知識だったが、世界融合後のあれこれを乗り切った後、ヨーロッパの一部では探索者がもたらした迷宮産出物に価値がつきすぎて治安の悪化とインフラの破綻を招いたとかいう話があったはずだ。
「おそらくですが、あのレベルの素材は買い取り不可扱いになって、お気持ち程度の価格で迷宮庁が引き取っているはずですわよ。実際的には、例のドラゴンと黒騎士の討伐でトールニキ様が得た金銭は、魔核による収入が大半になるでしょうね」
「えー……それって、冒険者――じゃなくて、探索者から文句出ないの?」
「出なくはありませんが、慣例としてその手の『特級』を提出した探索者には、迷宮庁側から装備の支給がありますわね。それに探索者活動においての『ある程度の制限』は、社会維持のためという建前がありますので、合意できなければ探索者にならないでくださいませ、ということになっていますわ」
この点に関しては、トールとしてもまあ仕方ないとは思う。
細かいところまでが公正で公平であるとは全く思わないが、それでもなお『迷宮』『産出物』『探索者』などという異物を抱え込んだこの世界の中で、まともに社会を維持できているのはかなり奇跡的だ。
なにしろ、まだ四半世紀しか経っていないのだ。そのうち五年くらいはひたすら混乱していただけ。まして『迷宮』なんていうわけの判らないものが、道理もバランスも知ったこっちゃないとばかりに様々なモノをもたらすのだから、探索者が多少割を食っても、ある意味では仕方がないのではないか。
”ゆーて、あのレベルの素材が出てくるのは本当に稀だし”
“アンセムからの収入がどんだけだったかは俺らは知らんけど、市場原理に任せてるとヤバいってのは北欧の一部国家が証明しちまったからな”
“かといって制限があるから海外に売り払うわけにもいかん”
「あー……激レア素材を国外に持ち出されるのは国内探索者のためにならない。引いては国益にならない、って感じか」
「ええ、そのようなものですわ。他にもいくつか理由はありますけれど」
聡明でいらっしゃるのね、と九条礼子は微笑んだが、そのように褒められた経験がなさすぎて、トールは上手くリアクションを取れなかった。
「万能薬、か。それでも竜鱗よりはまだレアじゃないから逆に市場に流れる、ってことか。それでもある程度は制限があるんだろ?」
「そうなりますわね。ちなみにですが、研究材料として九条で買い取る場合は、それでも迷宮産出物にかかる税を引いた上で、一億出しますわ。オークションに出す場合は、一億から三億くらいの間になるでしょうけれど、もしかすると五億、六億と高騰するかも知れません。ただし、仰る通り、迷宮産出物のオークションはある種の制限がありますので、青天井で値が吊り上がることはございません」
「ガチの金持ちが全部ガメたらヤバそうだもんな」
本来はそれが市場原理なのだが、迷宮関係の代物をその原理に任せていると、おそらくはなにかしらが破綻するのだろう。
トールはよく知らないが、強すぎる金持ちはオークションの入場に制限がかけられたりするのかも知れない。
「もちろんオークションに出す場合も売値から出品費用と税を引いた額をお渡ししますが、お時間をいただくことになります。どちらになさいますか?」
「研究材料」
考えるまでもない問いだった。一万と五万ならむしろ悩んだかも知れないが、一億であろうが五億であろうが、トールにとってはよく判らない感覚の金だ。
であるならば、死にそうな金持ちをトールがわざわざ喜ばせる必要はない。トールがやらなくても別の誰かがやるだろう。しかし、安値で研究材料にしてやろうというやつは、少ないのではないか。
“即答で草”
“なかなかできることじゃないよ”
“トールニキ、いいやつだな……”
「いや、このくらいのことで人を良いとか悪いとか思い込むなよ。俺が金持ち側だったら、金持ちの知り合いに高値で譲ったかも知れないだろ」
「うんうん、ボクはトールのそういうところが好きだな」
「あー……あぁ、はいはい。あっそ」
「ちょっとトール! 面倒くさがらないでよ! ちゃんと反応しないのはひどいと思うんだよね、ボクは!」
「おほほほ! トールニキ様は照れ屋さんでいらっしゃるのですわねぇ!」
◇◇◇
十三階。
階段を降りると真っ直ぐな通路があり、その先には扉があった。
もちろん既存の地図とは異なっている。
本来の十三階は同じ様な迷路階層で、これまでの『迷宮の構造自体は同じで出現する魔物が違う』という変異とは異なる変化だ。
「トールニキ様。おそらくですが、これはボス部屋ですわね」
にまにまと口角をあげて言う九条礼子。
どんなに鈍感であっても、その様子から楽しさを見出せない者はいないのではないか。日曜日の朝を迎えた幼稚園児みたいな、無垢とさえ言えるような喜び。
“これこれこれ! これがお嬢なんだよな!”
“止めても無駄だぞトールニキ”
「いや、別に止めるだけの理由はないけど……さっきの階でB級上位が出てきたから、その先のボス部屋って、予想つくか?」
なんとなく視聴者に訊ねてみれば、いくつかの推察があった。
普通の迷宮であれば順当にA級、ボス部屋であることを考慮すればA級中位の可能性もある。難度曲線が緩いならB級上位の強化個体という線もある。
そして、カミオカダンジョンで『アンセム』がピンチになったのを考えると、S級が出現する可能性もある。
「まあ、ヤバそうだったらボクが守るよ」
気負いというものを全く見せずに軽く言うティアだったが、トールは昨日の時点でティアの『守る』を信じないと決めているので、配信用カメラを構えたままの執事へ視線を向け、首肯が返されたのを見てから、小さく肩を竦めた。
「じゃあ、行こうぜ。九条さんが暴れ出す前に」
「おーっほっほっほ! 賢明ですわねトールニキ様! あと十秒で走り出すところでしたわよ! もちろん冗談ですわ! おほほ! 迷宮では警戒に警戒を重ねるのが肝要ですわよ! 皆様、装備の確認はよろしくて?」
「あっ、それじゃあ一応鎧着ておこっかな」
折りたたみ傘を鞄に入れておこう、くらいのノリでティアが言って、姿を消した。そしてすぐに軽鎧姿になって現界し、床に転がりそうになっていた聖剣をちょんっ、と蹴り上げて持ち直し、カメラに向けてにっこりと微笑んだ。
“かわいすぎて草”
“美人でかわいいの無敵かよ”
“トールニキ、聖剣より妖刀よりティアたんが俺は羨ましいぞ”
などとコメントを確認している間に十秒経ってしまったようで、九条礼子が両手の籠手同士をガチンと打ち鳴らし、言った。
「――では、行きますわよ!」
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モです(挨拶)。
金の話は後でまた出てきますが、どのようにコメントされても返答しません。ごめんね。
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