第二十四話
トールにとって初めてのまともな対魔物戦は、隠し階層の黒オーガだった。
あのモンスターの正確なランクはトールには判らないが、あのときは逃げるしかなかった相手だ。なのに今は何故か「あれくらいなら大丈夫」という確信がある。
実際にトールが倒していたのは、D級下位の雑魚ばかりなのに。
毎日の清掃作業で文字通りに掃除するような毛玉や大鼠やデミゴブリンなんかは、叩けば消える程度の……まさしく雑魚で、はっきり言えば魔物というほどの脅威ではなかった。あれで魔物と戦ったなどと吹聴しようものなら、嘲笑されるだろうし、なんなら憐憫さえもらうことになるだろう。
自分は探索者とは違うのだ、と。
そう思って生きてきたのに。
束ねた鉄筋を溶接した鈍器を肩に担いで歩きながら、トールは自分に向かって文字通りに飛びかかって来る二匹の魔狼を眺め、黒オーガより絶対弱いな、と思いながら、半歩だけ身を逸らして鈍器を振り下ろす。
ごっ、という重い音が響き、魔狼の一匹が床に叩き潰される。
もう一匹は身を逸らしたタイミングのせいでトールを捕捉しきれず、無意味に空中を噛み――返す刀で振るわれたトールの鈍器に下から腹をぶっ叩かれ、一度天井へぶつかってから落下し、ほぼ間もなく頭を潰された。
無論、潰したのはトール自身だ。
ほとんど自動的に身体が動く――ような感覚。
なのに紛れもなく自分の身体であり、自分の意識した通りに動けた、というような矛盾した実感があった。
「余裕だったね、トール!」
やたら上機嫌で近づいてくるティアをひとまず無視して、トールは魔狼が消滅した後に残された魔核を拾い上げた。
いつもの清掃業務で拾う魔核はビーズだとか砂粒くらいの大きさで、魔狼の魔核は親指の爪くらい。トールからすればかなりデカい、という感想だ。
「……まあ、とりあえずは、通用するみたいだな」
「ええっと――本当に探索者免許を取れなかったんですか? っていうコメントが来てるんですけど……トールさん、魔物退治、初めてですよね」
アンセムのリーダー、斉藤恵美が近づいて来てそんなことを言った。
「あっ、ボク! ボクも喋っていい?」
説明が面倒くさい、というトールの心境を察したわけではないだろうが、ティアが手を挙げてぴょんぴょん跳ねながらカメラを見た。
「え、あっ、はい。もちろんです」
あまりにもフレンドリーなティアの態度に戸惑いつつ、恵美が何処かしらほっとしたような表情で頷いた。
たぶん、トールと絡むのが嫌なのだろう。
これに関してはトールの方も積極的に絡みたいわけではないので、お互い様だと納得した。ファンがたくさんいるような相手と、ファンが見ている前で楽しくお喋りできるほどトールのコミュニケーション能力は高くない。
「たぶんだけど、トールの魂が聖剣と接続してるせいだね。なんだっけ、魔力親和性ってやつ? それが元々トールにはあんまりなかったんだろうけど、聖剣と魂が接続したせいで、魔力の受け皿みたいなものがぐぐっと広がったんだと思うよ。ボクもこれ拾う前は、ただの一般人だったしね」
「聖剣……ですか」
「そう、聖剣ライトブリンガー。精霊たちが星屑を集めて、古竜が体内で鍛えたっていう神聖武器だよ。所有者の魂と接続して、所有者以外の使用を拒む。この武器の、なんていうのかな、パッシブ効果がトールに適用されてるんだ」
ふふーん、と上機嫌に語り始めるティアを尻目に、トールはなんとなくアンセムの配信を確認してみることにした。とりあえず恵美の質問に答える形で配信に参加はしてみたものの、視聴者の反応が判らないのはやや気まずい。
“ドヤってるティアちゃんかわいいな”
“異様に友好的だよな。トールニキがコミュ障気味なせいで温度差激しい”
“ていうか聖剣ライトブリンガーなんて聞いたことないんだが”
“ニキ、端末取り出してて草”
“トールニキ、見てるか? 見てたらカメラに手ぇ振ってくれ”
どうやら『現場ニキ』は卒業できたのかも知れない。
ちょっと嬉しかったので、トールは鈍器を持っていない方の手をカメラに向け、小さく動かしてみた。やってしまってから強烈に恥ずかしくなったが、やってしまったものは仕方がない。
“トールニキ、コメント見てんじゃん!”
“草”
“アンセムと喋るより俺ら見るのを選ぶなwww”
“ティアちゃんの言ってること、マジなの?”
「どうですか、トール殿。配信という文化は私としてもまだ慣れないものがありますが、このような迷宮にいながらにして外部の声が届くというのは、なんとも頼もしいとは思いませんか?」
すすすっ、と寄って来た千鶴が言う。その言説に共感があったのか、カメラの近くにいた御堂アイリも微笑んで頷いていた。
「あー……まあ、あんま判らないっすけど……掃除屋の仕事中は、一人でぶつぶつ呟いてるだけだったから、新鮮すね」
「一人でぶつぶつ……ですか?」
「あれ、トールさん――個人チャンネル持ってるんですか?」
コメントを拾ったのか、恵美が意外そうな声を上げた。
トールも端末を確認してみれば、どうやら昨日の夜の時点でトールの迷宮掃除を記録しているチャンネルが特定されていたらしい。よくあんな零細チャンネルを発見したな、とネット民のバイタリティに驚かされてしまう。
「まあ、記録用に……」
「でしたら、今後は探索配信者として活動するのもいいかも知れませんよ。トールさんは喋るの面倒そうですけど、ティアさんは楽しく喋りそうじゃないですか」
やや辛辣な言い方をする恵美だったが、悪気はないようだ。言ってることはその通り過ぎるので、怒る気にもならない。
というか、神楽坂千鶴を見れば一目瞭然ではあるのだが……やはり彼女たちは、かなり世間知らずなのではないだろうか。
そう考えると、あれこれ腑に落ちる。
彼女たちの中ではトールは『助けてくれた人』『協力してくれる人』であって、『自分たちが利用している人』という認識はないのだ。あるとすればアンセムのマネージャー、浜松菜々美の方だが……特権意識というよりは、もしかするとメンバーに対する庇護欲みたいなものが強いのかも知れない。
モンスターペアレントだと考えると、あの仕事ができそうなマネージャーの行動にある種の一貫性が見えてくる。本来は自己責任で行う探索の責任を依頼者であるS市に押しつけようとしていたのは、過剰な庇護欲のせい……とか。
仮に当たっていたとしても、だったら仕方ないねとは別に思わないが。
いろいろあるのだろう、きっと。
しかし慮ってやる義理もないので、本当にムカついたらキレて帰ればいいや、と割り切ってしまう。もちろんそうでない限りは金をもらった以上きちんと同行するつもりはあるが……売り切れの魂を、さらに売り払う気はないというだけだ。
「あー……とりあえず、今日の探索を無事に終えて、あんたらのファンが俺のことを炎上させようとしてなければ、考えるっす」
“炎上に怯えてて草”
“SNSで声のでかいユニコーンのせいやろwww”
“大抵のリスナーはアンセムメンバー助けたトールニキに感謝してるよw”
“でもまあ確かに目の前のことだよな”
“変異迷宮の調査だ。気は抜けない”
「あはは。それじゃ、リスナーにはトールさんを燃やさないように言っておかないと。ねえみんな、頼むよ! 私たちの恩人なんだから」
「まあ助けた恩に関しては金と免許もらったんでチャラでいいっすよ。いつまでも恩人面しててもうぜーだろうし」
「……トール殿は最初から恩人面をしていないと思うのだが……」
困ったように千鶴が言って、リスナーたちが同意を示した。
それで安心できればよかったのだが、まだ高潔エルフに睨まれているので朗らかに笑うような気分にはなれなかった。
◇◇◇
探索は順調だった。
一階から十階までの『上層』は既存の地図との差異も確認されず、道中で現れた魔物はメンバーの誰であろうが問題なく対処できた。トールも何度か鉄筋鈍器で魔物を叩き殺したが、さほど脅威とは感じなかった。
ちなみにというか、いつものように消滅した魔物が残す魔核を拾っていると、治癒魔法使いの御堂アイリが
“たぶん買ったらウン千万はするぞ”
“S級探索者になると、もっと大容量の袋を持ってるらしい”
“ゆーて千鶴の刀とかも五千万くらいするはずだろ”
考えてみればA級の探索者ともなれば、装備やら持ち物やら、全てが一級品に決まっているではないか。
何故か斉藤恵美も御堂アイリもスカートにレギンスみたいな格好をしているのは、彼女たちがアイドル的な側面をきちんと意識しているからか。千鶴の方は軍用っぽいズボンにブーツ、腰の刀は妙に近代的なベルトで下げられており、戦う者、という印象だ。エルフのイルセリアはホテルで見たのと同じ格好で、折りたたみ式の魔導弓をワンショルダーバッグみたいに背負っている。
「まあねぇ、装備は命に直結するからねぇ。とはいえ全身鎧ってわけにもいかないんだけどさ。私なんかは両手剣使ってるから、できる限り身軽な方がいいしね」
“アンセムのメンバーが着てるの、ナインライン社製の探索服でしょ”
“あそこ、探索者の御用達って感じだもんな”
“九条のお嬢様も面白いし”
“普通の服だと、ちょっと暴れただけでサービスシーンになるからな”
“はぁ、はぁ……。自分、トイレいいすか?”
「そうそう、ナインラインの探索服、本当にありがたいんだよ。私たちみたいなのがびゃって動くと、普通の服だと耐えきれないからねぇ。あっ、そうそう――」
配信のコメントと遣り取りをする恵美は、さすがに慣れているのか探索と配信の両方に気を払いつつ、あまり積極的に喋らない様子の御堂アイリに話を振り、コメントの流れでイルセリアに話を振り、たまにトールへ話を振ってきた。
なんか苦労性の陽キャっぽいよな、と改めて思う。
こういうやつがグループから抜けると、陽キャ集団は自我の強い莫迦が残って内輪揉めをするのが鉄板だ。中学でも見たし、高校でも――中退してしまったが――よく見た景色である。アンセムは陽キャ集団という感じではないのが、斉藤恵美にとっては救いかも知れない。いや、これは完全な偏見だが。
ちなみにというか、ティアはわざわざ話を振らなくても人見知りしない犬みたいに話に混ざりたがり、むしろ恵美を困惑させるほどだった。トールとしては自分に話が振られる割合が減るので助かったくらいだ。
ホテルのロビーではティアにあれこれ言ったが、未だに怒っているかといえば別に全然怒っていない。ティアが嫌いになったかといえば首を横に振る。本人に伝えるつもりはないが、彼女の正義感みたいなものは好ましいとすら思っていた。
それはなんというか、家の中から静かに降り続ける雨景色を見て悪くないなと思う感覚に近い。傍で見ているのは悪くないが、わざわざ濡れたいわけじゃない。
きっとまた反りが合わない瞬間が訪れるだろう。そのときはそのときで、また揉めればいい、とトールは半ば投げ遣りに思う。
いずれ致命的な決別が訪れるかも知れないし、ティアの方がトールに愛想を尽かして剣の中に引きこもるかも知れないが、今のところは、そうなっていない。
そうなったら――清々するだろうか?
まだそうなっていないので判らないが、コーヒー飲料を飲んでものすごく嬉しそうに笑うティアの顔を見られなくなるのは、少し惜しいような気がした。
だったらあんな態度を取るなよ、と我ながら思ってしまうが。
ともあれ。
そんなこんなで、上層は難なく突破。
十一階の『中層』からは、地図との差異が現れ、探索の速度が明らかに落ちた。実際にトールたちが歩いた通路を確認しながら外部でマッピングをする関係上、たまにバックアップとの通信を担当している御堂アイリから「ちょっと戻って」みたいな指示がされるようになったからだ。
「こっちの世界の技術はすごいんだねぇ、トール。迷宮を歩きながら外と連絡を取り合って、外の人が迷宮の地図を描くなんて、考えられなかったよ」
新鮮な驚きを表明するティアに、トールは曖昧に肩を竦めた。
「手厚い支援がない普通の探索者だとできねーんじゃねぇかな。ある程度のクランになれば支援担当がいるのかも知れないけど、ただでやってくれるやつはいないだろ。でも実際に探索してるやつからしたら、身体張ってないやつに分け前を寄越すのは、ちょっと納得いかないかも知れない」
「報酬の分配問題かぁ。あるあるだよね」
「いや、あるあるなのかどうかは俺は知らんが」
「そういえばトールはずっと単独だったっけ」
話しかけてくるティアの調子はいつも通りで、朝の出来事など気にしていないような様子だ。本当に気にしていないかは知りようもないが、少なくとも、あれでトールを見限ったというわけでもないらしい。
「……仮におまえと迷宮探索配信するとして、分け前は折半した方がいいのか?」
「あははは! そんなわけないでしょ。ボクは聖剣に取り憑いてる霊で、その聖剣の所有者はトールだよ。つまりボクはトールのモノってわけさ。だから報酬はトールが全部もらえばいい。そのお金で、たまにご褒美のひとつでもくれれば文句なんか言わないよ。どうだい、ボクって都合のいい女じゃないかい?」
「俺の魂を半分も使ってなけりゃな」
などと話しているところを、ばっちりカメラに収められていたらしく、配信のチャット欄が妙に盛り上がっていた。
“なんてうらやまけしからん”
“ちょっと待てよ。ティアちゃんがトールニキのモノということは、トールニキを俺のモノにすれば、あるいは・・・?”
“あるいは、じゃねーんだわ”
“トールニキ、ティアちゃんと喋るときはテンション普通でいいな”
“アンセムに怯える現場ニキ草”
“炎上に怯えてるってことは俺らに怯えてる定期”
“ちな、B級未満の探索者はそもそも未踏破迷宮に入ることがないからマッピング自体があまり必要ないぞ”
“MPS使ってない低級探索者の方が迷子になる率高いんだっけ”
「MPS……?」
「GPSの魔導器ですよ。マジック・ポジショニング・システムでMPS。配信カメラにも標準搭載されてますね」
おっとりした微笑を浮かべていつの間にか隣にいた御堂アイリが、トールの独り言に捕捉を入れてくれた。
「あ、そーすか……どうも」
「コメントの皆さんも仰っていますけど、まだ私たちには慣れませんか? もう少し、砕けていただいても構いませんのに」
「あー……まあ、人見知りなんで」
“なんでニキの方の攻略難易度が高いんだよwww”
“一緒に帰ろうと誘ったら噂されるからと嫌がりそうwww”
“これにはユニコーンも困惑”
“デレを見せろトールニキ”
「うるせーな、おまえら。実際アイドルみてーな連中と対面してみろよ。どのラインからアウトなのか判んねーよ」
“違う違う違うwww俺らにデレんなwww”
“急にフランクになるやんトールニキwww”
「うふふ。私たちにも、そのくらいの感じで大丈夫ですよ?」
「いやそれは無理っす」
「そうですか。残念です……」
言って眉尻を下げる御堂アイリは、言葉通り普通に残念そうだった。
しかし今更になって「やっぱフランクに喋っていいか」と訊くのもトールには無理だったので、アイリの残念さは放っておくしかなかった。
そうして、やはり中層でも魔物に苦戦することなく、丁寧に迷宮のマッピングを進め――探索開始からはあっという間に八時間が経過した。
普通の社会人なら法定就業時間を過ぎているし、そもそも歩き回って魔物と戦い続けながら八時間なんて持つわけがないのだが――アンセムの誰も疲れた素振りを見せておらず、トール自身も疲れはなかった。
掃除屋をやっていた頃も、最近ではそこまで疲れ切るわけではなかったが、多少の疲労感はあった。それが今は、まるで感じない。
「変な感覚だな。こんだけ歩き回ってんのに、足とか全然痛くねぇし」
「そりゃあ聖剣の加護があるからね。自動回復効果だよ。ちょっとくらいの怪我ならすぐ治っちゃうよ?」
「まあ俺はそれでいいとして、アンセムのメンバーは……?」
「私たちは、ほら、慣れてるから」
苦笑交じりに答えてくれたのは恵美だった。見ればアイリや千鶴も普通に頷いており、イルセリアは呆れたふうに肩を竦めていた。
「この子たちは迷宮探索のために育てられたエリートなのよ。その気になれば一週間ずーっと迷宮に潜りっぱなしでも大丈夫なくらい鍛えられてるの。貴方みたいに毎日上層で雑魚狩りをして定時で上がるようなチョロい日々を生きてないの」
「こっちがこんくらい辛いからおまえは辛くないはずだ、なんてのは突き詰めると楽しい話になんねーよ。高潔なエルフ様には理解できねぇかも知れないけど、人には人それぞれ、楽しいこととか辛いことがあんだよ。当人以外が『辛くないはずだ』なんて言い出すとろくなことになんねーと思うけどな」
「ふん。だったら『毎日の迷宮清掃、お疲れ様でした。大変だったでしょう』とでも言ってもらいたいわけ? くだらないわね」
「言ってねぇことを捏造すんな。他人の人生をチョロいとかキツいとか判定する権利なんか誰にもねーだろって言ってんだよ。あぁ、高潔なエルフ様にはその権利がおありでしたか? だったらチョロい人生を歩んでて申し訳ありませんでしたって言うしかねぇわ。はーチョロいチョロい。家族一人も生き残ってねぇけどチョロかったわ」
「ちょ! ちょ、ちょ、ちょっ! 配信中だろトール!」
「イルセリアも、いちいち突っかかるな! また私の土下座が見たいのか?」
“急にキレるじゃん”
“唐突な煽りスキルで草”
“相性悪くてワロタ”
“ティアちゃんとチーちゃんに気を遣わせるな”
“よくまあイーちゃんと正面から言い合えるなトールニキwww”
”俺はニキに一票”
“うーんこれはイーブン”
“『また』って言わなかった? 既に土下座済み?”
「あー……」
やらかしたな、とトールは口を
「思想の話は後でリスナーのみなさんに話し合ってもらうとして――みんな、そろそろ十四階層のボス部屋ですよ」
意外にというべきか、御堂アイリが気まずい流れを切って通路の奥を指差した。それでアンセムのメンバーも配信の視聴者も、一気に緊張感が高まったらしく、トールとイルセリアの遣り取りはひとまずなかったことになった。
トールにとっては『入った』記憶のない、戻るときに使っただけのボス部屋の扉ではあるが、斉藤恵美、神楽坂千鶴、御堂アイリ……そして撮影係の新宮紗凪にとってはトラウマのような場所のはずだ。
死にかけて、諦めかけて、腹を括った――。
「行こう、みんな」
言ったのは、斉藤恵美。
「安心しなさい。ドラゴンだろうが黒騎士だろうが、そっちの二人に出番なんてやらないわ。私の仲間を危険になんてさらさない」
強く言い切ったのは、イルセリア。
扉を開けてボス部屋に入れば――中には、なにもなかった。
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近況ノート書いておきました。12月20日更新分です。
・あざます!(コメント返し『双剣無頼』二十二~二十四話あたり。あと宣伝)
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