星の瞬き、流れ星

星の瞬き、流れ星

「星の瞬き、流れ星」

近くて遠い――

空と地上の間で

星は輝く。

時折、地上の人を見て

瞬く星から

涙がこぼれる。

一筋光を残し

地上に落ちる時、

それはひと知れず

夜空に消えていく。

けれど、

そんな消えゆく星を見つけたひとは

それを――

『流れ星』と呼び、

願いを託す。

流れる星。

それは、

嬉し涙か、

悲しみの涙かは、

星さえも知らない。

そして、

ひとさえも。

――そして今日も、星は輝く。