夢の中で
@wdpm2
前編
夢。静かな部屋で、私はゲームの世界に入り浸っていた。
マイ◯◯ラフトの世界では、自分の手で世界を変えられる。
推しと共に遊ぶゲームは、はっきり言って最高だった。
「ここをこうして…」
慣れないゲームに戸惑う推しの声を聞き、やり方を教えたい衝動を必死に抑える。
夢の中の自分は、まるでラノベの主人公になったかのように、素晴らしい時間を過ごしていた。
ーーーハッーー
気づくと、目の前に広がるのはゲームの世界ではなく、ライブ会場だった。
人々の歓声、胸を打つ音楽、光り輝くステージ。
周りを見ると、仲の良い友達、恋人、そして知らないおばさん。
「あれ?」
声を漏らすが、何かに伝わることもなく霧散していく。
目の前の光景はキラキラしていて、先ほどのゲームの世界は夢のように感じられた。
胸が高鳴る。隣には恋人。こんなに夢のような世界が現実にあるのだろうか。
不安な現実も、今は遠く感じられる。
それでも、胸の奥で小さな不安がくすぶっていることを、私は無視できなかった。
夢の中で @wdpm2
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夢の中での最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます