私が初めて書いた小説は三人称だったんですよね。
理由は主人公が世間知らずで権力者とどう向き合うのか?
また権力者も主人公とどう接するのかを平等に描いて互いの内面を書く事が面白くなると考えたからですね。
正直、作者の考えをダイレクトに書ける三人称の方が書くのが楽だというのは今も変わらない私の考えだったりします。
でも三人称の場合どこまで書いてどこから書かないのか?という匙加減がどこまで読者に寄り添えるかという自作をどこまで客観視できるかのセンスが問われるかなーとか思いますね。
(書きやすい=面白い、読みやすいではないという事を理解しないと駄目)
一方一人称の場合は、主人公(視点キャラ)にあたえられた情報と視野さえ守っていればガーっと一気に書けますね。
(書く内容を考えるというよりもどうやったらそのシーンが書けるのかを考える時間がかかる、キャラさえできていれば書くの自体はラク)
三人称一元の場合も一人称とあまり変わらないというか?どれだけ神視点の情報を書きたいかという作品の傾向次第かなーとか思いますね。
(三人称と一人称のいいとこどりみたいなので初心者向きかなーとかは思う、面白くなるかは腕次第)
まあどれだけ主観を書きたいのか?客観を書きたいのかで使い分けるのがいいのかと?
あと最近ではあんまりこだわらない作者・作品も多く場面ごとに一人称と三人称を使い分けるケースもありますからね。
私の場合はスタイルは守りたい派ですが初期の頃に書いた作品の中には一人称で始まってるけど途中からメインキャラが3人になってもう一人称では書けないとギブアップして三人称に変えた作品もあったりしますw
あと余談だけど⋯⋯
三人称を選ぶと地の文での『主人公の名前』の入力が激増するので打つのがめんどくさい名前にした場合は大後悔しますねw
まあその時は名前を辞書登録してラクしますがw
なので私の環境だと『私、俺、男、女、主人公、読者』なんかはワンボタンで呼び出せるように登録済みですねw
作者からの返信
私も最初の作品は三人称でした。っていうか、今書いているレイシアですが。
だって何も知らない5歳の女の子目線で一人称書いても、話が進まなかったからです。
次回で一旦締めたいと思います。よろしく。
コメント失礼します。
言われてみたら、自分は三人称一元で、主人公の内面を割と書いてるな、と思いました。じゃあなんで一人称で書かないの?と言われたら、文体が軽くなりすぎるから、なんですが。
もう少し意識して色々書いてみようと思いました。
例文の二人がどうなるのか、気になります(笑)
そして、知り合いが最近初めて小説を書き始めたのですが、読んでみたら、どこに感情移入したらいいかわからず没入感がない、主人公が知り得ないだろう世界の情報が突然挿入されるなどで。
「どこ視点で書いてんの?」って聞いたら、「三人称神視点だから、これでいいんだ」とか言われて、いや読みにくいって言ってんじゃん…ともやっとした、ということがありまして。
正にここでおっしゃる「読まれない三人称」で書かれていて、これだ!と言語化されていてすっきりしました。そいつに読ませてやりたいと思いました。
面白かったです。ありがとうございました。
作者からの返信
三人称は三人称の良さがありますよね
この創作論では、わかりやすくするために、一人称に寄って書いていますが、機会があれば三人称についても詳しく検証したいとは思っています
三人称で心の中書くのは、ネット小説では一般的になりましたよね
時代と流行は、今までのタブーを乗り越えることがあるので、常識にとらわれすぎるのもどうかなとは思ってぃます。
読みやすいのが正義!
読者に寄り添う気持ちで!
これが大切ではないでしょうか?