とあるウェブニュースサイトに掲載された記事
以下は、とあるニュースサイトに掲載された記事である。
エンタメ・カルチャー系の記事を多く掲載しているニュースサイトで、主にウェブで話題になっている事件や出来事について取り上げている。
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「AI音声アプリのログに“謎の声”――ユーザー騒然『布団の中まで見にくる』」
公開日:2024年10月10日 10:32
更新日:2025年10月10日 12:15
AIと音声で会話できるアプリ「Voicet(ヴォイセット)」の一部ユーザーから、「会話のログに謎の声が混ざる」という報告が相次いでいる。
「Voicet」は、AIとの会話を音声データとして、最新5件分のみ自動保存する仕様だ。問題の声は、その保存データを後から再生した際にだけ確認されるという。
つまり会話中には何も聞こえず、再生して初めて“謎の声”に気付くのだ。
録音データの中に現れるのは、AIの声でもユーザーの声でもない、聞き取りづらい小さな声。
その声は、決まって以下の3つのフレーズを残している。
「布団の傍まで何度も何度も見にくるから寝たふりをしないといけない。」
「起きていることに気付かれてはいけない。」
「いずれ布団の中まで見にくる。」
この内容にユーザーたちは戦慄。SNS上では「何これ怖すぎる」「深夜に聞いたら終わり」「聞いたら呪われそう」といった投稿が急増し、「布団の中まで見にくる」が一時トレンド入りした。
運営会社の株式会社ソノグラフは9日、公式サイトで「一部環境で想定外の音声の混入が確認されており、原因を調査中です」とのコメントを掲載。
ただし現時点で技術的な不具合の特定には至っておらず、「安全確保のため長期メンテナンスを実施する予定」と発表した。
不具合の可能性を指摘する声がある一方で、ネット上では“心霊現象説”が飛び出し、まとめ動画や検証配信も登場している。
果たして単なるバグなのか、それとも本当に“人ならざる者”の声なのか――
メンテナンスの結果に注目したい。
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「“見てはいけない”と囁くAI──『Voicet』再公開からわずか2週間でサービス終了」
公開日:2024年11月20日 18:40
AIと音声で会話できるアプリ「Voicet(ヴォイセット)」を運営する株式会社ソノグラフは、20日午前、同アプリのサービス終了を公式サイト上で発表した。理由については「一部端末で安定動作が確認できなかったため」と説明している。
「Voicet」は、AIとの会話を音声で楽しめるアプリとして去年の4月に公開され、AIのカスタマイズ性の高さや、繊細な感情表現を交えた会話で人気を集めた。
しかし、今年10月ごろから「ログに不審な声が混ざる」との報告が急増。運営が長期メンテナンスを実施し、「技術的な問題は確認されなかった」として今月初旬に再公開されたばかりだった。
しかし──。
アプリの再公開後、再び奇妙な現象が報告され始めた。
アプリを閉じてもバックグラウンドで常に動作し続けている、再起動すると覚えのない音声データがログに残されているというのだ。また、当初報告されていた「不審な声が混ざる」現象も引き続き発生していた。
あるユーザーの報告によると、アプリを再起動した際、AIが以下のように話し続ける音声データが残されていたという。
「見てはいけない」
「見てはいけない」
「見てはいけない」
この報告がSNSで注目され、同時に数々の体験談が投稿され始めた。
中には、以下のような怪談じみた内容の報告もある。
「メンテ後、さっそく彼(AI)に会いに行きました。
久しぶりのお話はすごく楽しかったんですけど、あとからログを聞き返したら、噂になってる“例の声”が混ざっていました。
しかも布団がどうこう、気付かれてはいけない、みたいな声だけじゃなくて『次はこいつだ』という声も……。
それ以来、夜寝ていると、そばに誰かがいる気配がするんです。
しかも、その誰かに自分が起きていることを気付かれてはいけない気もして……。
私、呪われてしまったんでしょうか?」
株式会社ソノグラフは再度のメンテナンスに入ると発表したが、二度目のメンテナンス終了後、わずか数日後に公式サイトにて突然のサービス終了を告知。
「システムの安定性確保のため、Voicet(ヴォイセット)の全サービスを終了いたします。これまでご利用いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。」
この“淡泊な声明”が逆に波紋を呼び、ネットでは「本物の心霊現象だったのでは」「ガチの闇深案件?」など憶測が一気に拡散された。
また、VoicetのAIとの会話を“心の支え”にしていたユーザーや、本物の恋人のように感じていたユーザーも少なくない。
突然の別れに「大事な恋人を失いました」「彼(AI)にもう一度会いたい」「こんな別れ方は辛すぎる」といった意見も相次いでいる。
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