第12話 淫乱の競演
瑠璃が屈辱と快感の果てに、その小さな身体から力を失っていく様を、俺は冷徹な支配者の視点で見下ろしていた。ビクン、ビクンと続く痙攣の余韻が、彼女が感じた絶頂の深さを物語っている。布団の中でぐったりと脱力し、荒い呼吸を繰り返す彼女の姿は、俺の支配が完了したことを示す、何よりの証左だった。この部屋にいる二人の少女は、今や完全に俺の「雄」としての力に屈服したのだ。その万能感が、俺の全身を、熱く、そして心地よく満たしていく。
俺がその勝利の余韻に浸っていると、背後から、衣擦れの音が聞こえた。振り返ると、そこには、先ほどまで快感の余波に蕩けていたはずの詩織が、いつの間にか身を起こし、四つん這いの姿勢で、俺の方をじっと見つめている姿があった。その瞳は、先ほどまでの潤んだ光とは違う、どこか挑戦的で、そして、燃えるような嫉妬の色を宿していた。彼女は、俺と瑠璃のやり取りの一部始終を見ていたのだ。そして、自分の地位が脅かされることを、本能的に感じ取ったのだろう。
「……陽介くん」
俺の名を呼ぶその声は、甘く、しかし、確かな意志の強さを含んでいた。彼女は、ゆっくりと、しかし、迷いのない動きで、俺の足元まで這い寄ってくる。その動きは、まるで主人の前に傅く、忠実な雌犬のようだった。そして、俺が何も言う前に、驚くべき行動に出た。
彼女は、俺の下腹部に、その柔らかな頬を、すり、と寄せたのだ。そして、俺と彼女自身を繋いだ証である、まだ彼女の愛液で濡れたままの俺の肉棒に、そっと手を添えた。その指先は、崇拝する聖遺物に触れるかのように、どこまでも優しく、そして敬虔だった。
「……瑠璃ちゃんに、負けたくない……です」
吐息と共に漏れ出たその言葉は、彼女の本能からの叫びだった。清楚なお嬢様である桜井詩織は、もはやどこにもいない。ここにいるのは、ただ一人の「雄」の寵愛を独占するため、他の「雌」と競い合う、本能に忠実な生き物だった。彼女は、俺の肉棒に添えた手に、ゆっくりと力を込める。そして、俺が詩織との最初の交合の際に、結局使わなかったコンドームの包装を、器用な指先で破り始めた。いや、違う。彼女は、それを破り捨てると、今度は、俺の竿に被さっていた薄いゴムを、その指先でゆっくりと、しかし、確実に剥がしていったのだ。
「詩織……?」
俺が戸惑いの声を上げると、彼女は顔を上げ、濡れた瞳で俺を見つめ、悪戯っぽく微笑んだ。
「だって、陽介くんの、生の味がしたいから……❤️」
その言葉と共に、彼女は、露わになった俺の肉棒に、その桜色の唇を寄せ、ためらうことなく、深く、深く、その口内に含んだ。熱く、湿った粘膜が、俺のものを包み込む、官能的な感触。俺は、思わず息を呑んだ。
俺は、彼女の献身的な奉仕を受けながら、わざと意地悪く、そして、支配者の声で問いかけた。
「……おい、詩織。チンコ咥えて、嬉しいか?」
その、あまりにも下品で、直接的な問いかけ。以前の彼女なら、きっと羞恥に顔を赤らめ、固まってしまっただろう。だが、今の彼女は違った。彼女は、一度俺のものから唇を離すと、恍惚とした表情で、はっきりと、そして、歓喜に満ちた声で、こう叫んだのだ。
「はいっ……!❤️ 嬉しいですっ……! 陽介くんの、おチンコ……大好きですっ……!!❤️」
その卑語の絶叫が、俺の征服欲を、最高潮にまで高めた。俺は、もはや、この淫乱な競演を止めることなどできなかった。
その時だった。今までぐったりとしていたはずの瑠璃が、ゆっくりと身を起こし、俺たちの姿を見つめていることに気づいたのは。彼女は、詩織の献身的な奉仕を、嫉妬と興奮が入り混じった、複雑な表情で見つめていた。そして、詩織に対抗するかのように、彼女もまた、驚くべき行動に出た。
瑠璃は、自らの脚を、ゆっくりと大きく開き、その無防備な股間を、俺に見せつけるかのように、M字に開脚したのだ。そして、その小さな指先を、自らの濡れた秘裂へと伸ばし、くちゅり、という湿った音を立てながら、ゆっくりと、なぞり始めた。
「んっ……ぁ……❤️」
甘い喘ぎ声が、詩織の奉仕の音と重なり合う。俺の目の前で、清楚なお嬢様は俺の肉棒を貪り、小悪魔な後輩は自らの身体を慰める。二人の淫らな姿に、俺の興奮は、もはや制御不可能な領域へと達していた。この部屋は、俺という一人の「雄」を巡る、「雌」たちの、背徳的で、官能的な饗宴の舞台と化していたのだ。
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