有限世界と耐性少女―encroachment―

作者 加賀山かがり

空の青、見上げる赤……変質する世界と少女の行く末は――。

  • ★★★ Excellent!!!

生き延びるために人類が選択した生き方。世界に疎外されたセカイに生きる少女は、ある「仕事」をきっかけに違う色に染まり始める
……。一振りの刃であった少女が、彼女の全てであった世界で立てた、結論とは。
ハードボイルド、と銘打つだけあって戦闘の泥臭さはさすがの一言。設定に関しても、多少のオーバースペックが出るだけで「魔法」然としたものはなく、SFを名乗れるほどのものであった。
海外ドラマのシーズン1を見たような満足感。続くのであれば、「彼」の視点も見られるのだろうか。
芳醇な自然色の描写を見たはずなのに、とても渇いた印象を受ける……そんな作品。ハードな作品がお好きなあなたに、おすすめ。

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