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目次
シャワーを浴びてきて
何を賛美して回ろうか
どんな嘘をつけばいいのかな
生と性にふりまわされて
何も否定しないでほほえめば
混雑の思考に澱んでしまう
どうぞシャワーを浴びてきて
明日の朝まで僕が生きているという保証はないけど
きみが生きている保証もやっぱりないから
性が目当てではないのだと
とりあえず言っておくよ
結局みんな嘘つきがお好き
僕だってその例にもれない
苦しむために生まれたのだと？
あるいは、幸福になるため？
ご冗談がとても上手
僕は絨毯の壁蝨（だに）に向かって言う
きみは苦しむために生まれてきたんだよ
そして幸福になるために生きているんだよ
冗談として
僕らより遥かにすぐれた何かが
僕らに向かって言うよ
とりあえずは言っておくし
大方のところは間違いではないけれど
ごっちゃにされてるのは確かだし
実のところ
きみじゃなくたっていいよ
それでも僕はきみを選ぶのだし
苦しむために生きていたいよ
こんな僕だって
きみに触れればきっと
めくるめく
僕に嘘をつく気があるのなら
明日の朝にはこの世にいないかもしれない
僕のために
他でもないきみが
そして僕は
同じことで返すよ
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