第10話 外での出来事

ということで翌日。


僕は、朝食もそうそうに済ませて、家を出てきていた。親に昼まで帰って来いと言われているのでそれに従うしかないし、午後からはまた両親と訓練をしないといけない。のでそこまでやっている時間もない。


だから、そこまで奥には入らずにやっていこうと思う。


ステータス

シン・サトウ Lv1

HP96(8610)

MP1020(100000000)(カンスト)

攻撃72(6210)

防御86(7610)

魔攻61(5110)

魔防53(4310)

俊敏105(9510)

-戦闘スキル-

無属性適性

剣術 Lv3(Lv10)

無属性魔法 Lv5(Lv10)

水属性魔法 Lv1(Lv10)

(創造魔法 Lv10)

(封印)

身体強化 Lv3(Lv10)

(自然回復力上昇 Lv10)

(HP自動回復 Lv10)

(ダメージ軽減 Lv10)

-非戦闘スキル-

(システム:メニュー Lv100)

魔力回復速度上昇 Lv3(Lv100)

(成長率上昇 Lv100)

(スキル取得基準低下 Lv100)

(鑑定 Lv100)

(看破 Lv100)

(偽造 Lv100)

(隠蔽 Lv100)

魔力操作 Lv2(Lv100)

(スタミナ自動回復 Lv100)

(スタミナ消費軽減 Lv100)


借金 136000ルア



妹が生まれたせいで今まで以上に魔法系の上がりが遅くなってしまったからそれを補おうと思う。


と言っても、そこまで低いわけじゃないんだけどね。もう、充分すぎるほど育っているが、後でどうなるかはわからないし。


まあ、やることって言っても特にはないんだけど。


強いていうなら、創造魔法で物を作っておいて溜め込んでおくことくらいかな?溜め込んでおくためのアイテムボックスっていう魔法もあるし。


あ、ちなみにステータスの表示はユキがやっていてくれたりする。


ん?借金?知らない子ですね。


ということで将来売れる物を今のうちに作っておこうというわけだ。狙い目は美容用品だと思っている。そのためにも異世界人の自分のことを言える女子を見つけたいところなんだけど、そううまくは見つからないと思う。


まあ、そんなことで男でもわかりそうなところで言うと、リンスが1番良かったりするのだ。


これは結構需要があると思うのだが、試せないからな。


作るのは簡単なんだけどな。


まず、ネットで調べ、調べたのをユキが創造魔法で作るっていうことだ。僕が作らないのは単純に外観しか見れないから創造魔法でも周りの容器しか作れなかったからだ。でもユキが作るとしっかりと中まで入っているのだ。しかもちゃんとリンスになっていたのだ。


あ、もしかしてユキってやはりかなり使える?!


『当たり前じゃないですか』


うあっ!いきなり話しかけるなよ。


『別にいいじゃないですか。私だって喋りたいんですから』


まあ、それなら仕方ないか。


そんなこんなで作るだけで数時間が過ぎた。


作っていて思ったんだが、家でやっていることとほとんど変わらないと。こんなんだったら家で作っても大差ないな。


そんことを考えながらも、ただひたすらに作っていると、後ろから声を掛けられた。


「おい、おまえ!」


「ん?僕ですか?」


振り向くとそこには気の強そうな可愛らしい幼少が1人で立っていた。僕はロリコンじゃないんで、全然興味はありませんが。


「そうだ、おまえだ」


「それで何か用ですか?」


「用も何も、おまえ魔族だろ?」


「いえ、人間ですが?」


「嘘を言うんじゃない!魔族は私たちで懲らしめてやるんだ!おまえたちやるぞ!」


「「「おう!」」」


すると急に人数が増えていた。


「え??」


僕は状況が理解できないまま、4人の子供によってボコボコされた。見た目だけだけど。


「ふんっ、魔族も弱いんだな。おまえもこれに懲りたらもうこんなところにくるんじゃない!」


そう言うと、子供たちは立ち去った。


えーと、ユキどういうこと?


『つまり、ご主人様の見た目は魔族そっくりということです』


見た目っていうとこの白髪で赤い目のことか?


『そうです。それが魔族そのものです』


なるほどな。でもこの服どうしようか?


服はかなりボロボロになってしまっていた。このまま帰るとママがなんか言いそうで面倒くさいし、なんかいい方法はないかな?


『それなら、新しくスキルを覚えてはいかがでしょう?』


でもそんな簡単にスキルって覚えられるかな?


『ご主人様なら、スキル取得基準低下をオンにして、直れってしてれば覚えるのでは?』


まさか。そんな簡単に覚えられるわけはあるけど、それっていいのか?


『何を気にする必要があるんですか?』


直し過ぎちゃいそうで。


『なるほど。そこらへんは頑張ってください』


はあ、まあそのあたりは本気でやればやんとかなるでしょ。


ということで、さっそくスキル取得基準低下をオンにして、スキルを習得してみたところ、そこまで治らなかった。


よし!これならあと数回で元どおりになるはずだ。


あとは慎重にやっていき、元どおりに直した。


よっしゃぁぁぁ、終わったぁぁぁ。


『お疲れ様です。時間もちょうどいい頃じゃないですか?』


ああ、そうだな。それじゃあ、帰りますか。


家に帰ってきても特に何も言われなかったからバレてはいないはずだ。

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