これを読めば異世界転生もの作品の魅力がよく分かる

マネーゲームに勤しみつつ現実世界に失望していた主人公が、核兵器によって死んだと思ったら異世界に転生していたという話。
これだけだと少し変わった異世界転生ものなのだが、転生してみると自分の中に美少女が存在していたというプラスワン要素がある。

これくらい自分でも書けるという意気込みで書かれた異世界転生ものとは違い、話の流れや文章説明の自然さに作者の筆力の高さが光っており、これが続きを読みたいという読者側の欲求を上手に引き出している。

また「掲示」という形で所謂ステータス表示も存在するが、ただ成長感を楽しむだけのステータスものとは違い、それぞれのステータスをしっかりと活用して問題や戦闘をクリアしていく。

バトルに思考にエロと色々な要素が詰まっているが、主軸にしっかりとあるのはファンタジー。
女性キャラクターが沢山登場する所謂ハーレム要素があるが、どれも単純化された量産型ヒロインではなく、会話やイベント毎によりキャラクターの個性が明確になっていく。
キャラクターを大事に扱っているのも好印象だ。

話が一段落つくまで判断はできないが、今現在読む限りは作品の完成度はかなり高そうである。
カクヨムが始まったばかりなので光が当たっていないのかもしれないが、異世界転生もの魅力がこれでもかと詰まっているので、今時の作品を楽しみたい方は是非目を通して頂きたい。