魔法少女事件録

作者 バーサスさん

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★★★ Excellent!!!

魔法の国からやってきたマスコット的存在によって魔法少女となった女子中学生たち。
昼は仲間たちと学生生活を謳歌しながら、夜は魔法少女として魔物たちが起こす事件を解決する日々を送る……という、ある種の魔法少女ものの王道を踏襲する作品なのだが、本作で面白いのは主人公であるスノーホワイトが持つ魔法の能力。

彼女が使う魔法は『設問には、真実の解答がある』『尋ねれば、真実の解答は手に入る』というもの。つまり彼女は心の中で質問するだけで世の中のあらゆる謎を解決できるというとんでもない力の持ち主なのだ。

しかし、一見万能に見えるこの力だが決して完璧なわけではない。曖昧な質問をしても返ってくるのは曖昧な答えばかりで、求めている答えに行きつくためには、いかにして正しい質問を考えるのかが鍵となるのだ。
そして、答えを得るために、スノーホワイトが試行錯誤する様子が大変面白い。

物語は魔法少女たちが活動拠点として学校に探偵部を作り、いよいよ物語が本格的に動き出しそう……というところで連載が休止しているのだが、是非とも続きを読みたい一作だ。

(奇妙な事件の物語4選/文=柿崎 憲)

★★ Very Good!!

魔法の設定、正体がバレてはいけない理由も用意されており、少女達のスマフォを使ったやり取りも今時感があって好印象。
主人公の能力がアカシックレコード(宇宙の全記録が蓄積されているといわれる存在)にアクセスするというものであり、設定の独自性も目立つ。
雰囲気は明るく、ある意味王道魔法少女ものと言えるだろう。

しかし、26という唯一神を象徴するとも言われる数字と共に13、6などの不吉な数字も作中で使われていて、微妙な不安感が燻っているのも事実だ。

このまま王道魔法少女として話が展開していくのか、特殊な方向へと話が転換していくのか注目していきたい。